東京餃子通信編集長の塚田です。
京都に行く際にちょくちょく立ち寄らせてもらっているお店を紹介します。
JR二条駅から徒歩で10分ぐらい住宅街の中を抜けていくと黄色い看板が見えてきます。
ぎょうざ店「龍園」は昭和37年創業ということで約60年間この地で餃子を作り続けているお店です。
店内は赤いカウンターと壁にはメニューの短冊。
昭和な雰囲気が漂うお店です。
メニューは餃子が中心ですが、天津飯、やきめし、ラーメンなどもあります。
餃子は地方発送も可能とのこと。
カウンターの中には製麺機が鎮座しています。
机の下にモーターがあり、ガタガタ言いながらも現役として活躍していました。
製麺機で皮を伸ばし、型抜きをして、包むという作業を、お店のお母さんたちが手早く進めています。
ほぼ作り置きはありません。
この日は天津飯と餃子を注文。
このビジュアルだけでご飯が食べられそう。
まずは天津飯。
塩ダレあんがたっぷりとかかっています。
卵はやや固めにしっかりと焼いてあります。
ご飯をあんに浸して食べると、ほぼおじやみたいな感覚。
これが美味しいんです。
続いて焼き餃子。
伸ばしたてのやわらかめの皮で餡をふんわりと包んでいます。
八角形の中華皿も雰囲気ありますね。
焼き面はサクッとした軽い食感。
ひだをつけるというよりも、皮に餡を乗せた後に皮をキュッと摘まみ上げるような包み方。
独特な形状ですね。
酢醤油も選べますが、特製の味噌ダレをつけて食べるのがお勧めです。
神戸では一般的な味噌ダレですが、京都では非常に珍しい食べ方。
皮がしっかりしているので、味噌味の濃厚なタレも受け止めてくれます。
そして皮にふんわりと包まれた餡からはガツンとしたニンニクの風味が口の中に広がります。
ふんわり優しい雰囲気なのに、力強さも感じる餃子です。
天津飯の塩ダレを使って勝手にアレンジ。
塩ダレの旨味とも相性は良かったですね。
こちらの食べ方もぜひ試してほしいです。
営業時間が11時~19時半と夜は短め。
通し営業をしているので、ランチタイムを外して訪問するのがお勧めです。