東京餃子通信

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欧州餃子紀行スペイン揚餃子編「エンパナーダ!」

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仕事の関係で今週は1週間スペインのバルセロナに滞在をしておりました。

せっかくスペインに来たのですから「エンパナーダ」を食べずに帰るわけには行きません。

エンパナーダというのは、丸い小麦粉の皮で肉や野菜の餡を包んで揚げるという、正に揚餃子的なスペインの伝統料理。アルゼンチンなど中南米のスペイン語圏の国でも食べられているそうです。

というわけで、仕事の合間を見つけて市場に偵察に。

市場に行くと、肉や生ハム、チーズや果物のお店に混じって、お惣菜屋さんも多数出店しています。そのショーケースにはずらっと巨大な揚餃子が並んでいました。



==== 餃子にしてはかなり大きいですが、一つ2~3€ぐらいとそこそこのよいお値段です。
肉や野菜を刻んだ餡をパイ状にした小麦粉で挟んで焼いて作るそうです。




形状は揚餃子と言えなくも無いですが、ミートパイとかピロシキに近い感じ。
そう考えるとピロシキも餃子類ってことなのかもしれないですね。




今回食べたのは、肉と野菜のミックス餡のエンパナーダ。ほぼ揚げたてのものを出してくれたので、とても美味しかったです。

ちなみに、エンパナーダを日本の餃子と同じぐらいのサイズに小さくしたものをエンパナディージャと言うそうです。




同じ市場のお店に、カルツォーネやサモサも売っていましが、サモサは形が違うのでなんとか認識はできるものの、カルツォーネとエンパナーダはほぼ形状も同じ。

何が、カルツォーネとエンパナーダの違いなのか分かりませんでした。

この後、夕飯が控えていたので、サモサやカルツォーネにはチャレンジ出来ませんでした。




別の日に、大規模スーパーのカルフールでチルド版のラビオリを見つけました。
こちらはイタリア料理ですが、せっかくなので試して見ることに。




宿泊した部屋に調理道具が一通りあったので、自分で茹でて食べることにしました。
このラビオリたちは、最初からお湯に浮くので上げ時がわかりにくいですが、そこんところは適当に。




お湯からあげてみると、見た目は完全に水餃子。
黒酢をつけて食べたくなりますが、ここはイタリアの流儀に合わせます。

特に付属のソースは無かったので、オリーブオイルと塩をかけて食べてみました。
味付けはサッパリ目でありましたが、調理がお手軽な割には十分おいしいパスタでした。




今回のスペイン出張のお陰で、念願のスペイン餃子を無事コンプリート。

レストランで食べる時間が取れなかったので、本当はもっとおいしいエンパナーダがあるのかもしれませんが、お手軽なお惣菜としてのエンパナーダは私的にはかなり高評価。

あれが餃子かと言われると、正直微妙な感じはありますが、小麦で餡を包んでいることは間違いないので、良しとしましょう。

ラビオリ、カルツォーネを有するイタリアの餃子風料理にも興味が出てきたので、なんとかイタリアにも遠征したいものです。

今回は、帰国時にトランジットでドイツによることになっているので、次号ではドイツの餃子風料理をご紹介します。乞うご期待!

~以下おまけ~
少しだけ街なかの観光もしてきたのですが、サグラダ・ファミリアは別格ですね。
この時代に100年以上も工事をしているなんで信じられなかったのですが、本物を見て納得しました。