はるばる宮城県石巻市の雄勝町からやってきた漁師と餃子職人のコラボ餃子のお店です。

餃子の名前は「漁師の夢牡蠣餃子」。
津波で一旦全滅した養殖牡蠣がようやく復活してきたものの、身が小さすぎて商品にはならないため、餃子の具材として活かしたとのことです。
牡蠣が入っているのであれば、5個500円も納得の価格。

ちょうど焼いているところが見えましたが、屋台の餃子とは思えないほど丁寧に餃子を扱って餃子を焼いていました。
焼き目もとてもきれいですよね。

この餃子は手包みっぽいですね。
とてもきれいにヒダが並んでいます。

一口頬張ると、牡蠣の香りが口のなか全体に行き渡ります。
餡の中の豚肉には牡蠣エキスを混ぜて、更にすりつぶした牡蠣の実も混ぜられているとのこと。
贅沢な素材なのでなかなか気軽には出来ませんが、餃子と牡蠣って合うんですね。

翌日の中日新聞の記事で知ったのですが、夢牡蠣餃子を焼いていた餃子職人の黒森さんは、震災復興のために銀座の中華料理店辞めて仙台に移り住んだという。
仙台市内で「伊達餃子楼」という中華料理店を切り盛りしながら、各地でボランティアを行っているという非常に行動力にあふれた方です。
今回の雄勝町の牡蠣餃子も、ボランティ活動がきっかけで生まれたとのことです。
黒森さんは、昨年、東北の食材を応援するイベントとして、24時間餃子を作り続けるという偉業にも挑戦。当時の動画もこちらに残っているので是非ご覧ください。

俄然、仙台に行きたくなってきました。
来年は仙台国際ハーフマラソンに出ようかな。