昭和47年の開店以来40年間餃子好きの多くのファンを抱える喜慕里は、スズキ本社工場のすぐそばに店を構えています。
ランチタイムは行列必至の店らしいですが、私が訪問した土曜日の夜19時過ぎの時間には行列はありませんでした。
それでも店内のコの字型の2つのカウンターはほぼ満席。
メニューは普通の餃子と海鮮入り餃子が3種類(エビ、イカ、カニ)。餃子以外にもラーメンや唐揚げ、ホルモンなどが揃っています。
今回は焼餃子の小(8個入り)とイカ入りの餃子の小を注文しました。
まずは普通の焼餃子をいただきます。
小を頼んだからなのか餃子の上にどっさりともやしがのせされて来ました。
皿が運ばれて来た瞬間に漂ってくるごま油の香りがたまりません。
皮は薄皮でカリカリに焼かれてて香ばしく「良く焼き」状態。
中身の餡はキャベツ中心。粗刻みの店が多い中で喜慕里さんではキャベツはかなり細かく刻まれています。
そのキャベツを豚肉と合わせて練り上げてかなり柔らかめの餡を仕上げているようです。
キャベツの甘みに加えて豚肉から出てくるコクとニンニクの風味が良い感じで合わさっています。
特に変わった材料は入ってなさそうなのですが、この味のバランスは明らかに他店と異なります。
イカ入り餃子は普通の餡に細かく刻まれたイカが少し入っています。
イカの食感がアクセントになって面白いのですが、味はそれほど変わりません。
エビやカニにすれば味がもう少し強いから餡の変化があったのかもしれないですね。
ちなみに見た目は全く同じです。
特徴のある餡の味付けと焼き加減のすばらしさ。老舗餃子屋の実力を十分に堪能出来ました。
再来訪のチャンスがあればエビとカニの餃子も食べてみたいですね。
喜慕里 ( 高塚 / ラーメン全般 )
★★★★☆4.0
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