ついにこの日がやって来ました。会員になるのに数年、会員になってからも予約がとれずに早くも1年。あの蔓餃苑の入苑予約が奇跡的に取れました。
いつもの様にmixiのメッセージを見てイベント情報を見に行くとなんと一枠空いているではありませんか。早速予約のメッセージ。初めてのことなので、単にコメントを書くだけなのにドキドキします。
午後に子供達と約束をしていた近くのショッピングモールに遊びに行く予定はすべてキャンセル。家族から何を言われてもこのチャンスを逃す訳には行きません。各種買収工作を行った末、家族で蔓餃苑に行く事になりました。
蔓餃苑を知らない方の為にちょっと解説を。
蔓餃苑は、マンボミュージシャンでグリーンランド国際サンタクロース協会公認サンタクロースであるパラダイス山元氏がオーナーの会員制の餃子専門店。
芸能界きっての餃子通でタモリさんと芸能界ナンバーワンの座を争ったこともある餃子の王様でもあります。
そんな餃子の王様が毎回一組限定で餃子を振る舞ってくれる贅沢なお店が蔓餃苑です。年中平常休業で王様の気が向いたときにmixiメッセージで会員に連絡が来るのですが、ものの1分でその日の予約が埋まってしまいます。このため入苑には王様への高い忠誠心が求められるのです。
詳しくは、王様の著書をご覧ください。
荻窪駅から徒歩10分弱あるいて蔓餃苑にやってきました。会員の方以外には場所は秘密。
中に入るとクリスマスツリーとコンガがお出迎え。さすがサンタクロース兼マンボ奏者であります。
苑内にはサンタクロースがいっぱい。
これは盆栽風?のオブジェ。そういえば王様は盆栽の腕も超一流。マン盆栽というジオラマ風の盆栽という新たな分野の開拓を行っています。
タモリ倶楽部の撮影の記念写真と思われる写真も見つけました。ここであの対決が行われた訳ですね。
王様の入浴剤ソムリエでもあったりします。オリジナルのプロデュースもしているとのこと。以前、著書でこのメーカーの入浴剤を酷評したのをきっかけに、そのメーカーと共同で取り組み始めたプロジェクトとのこと。
実際に入ってみましたが、香りもお湯の感じもかなり良い感じでした。
さて、ついに王様の餃子を食べられるとあってテンションがあがって行きます。
メニューは季節によって変わるらしく、当日のメニューはこんな感じでした。
ちなみに当日のマンボレートは1マンボ=1円。気分によってときどきマンボ安になることがあるそうです。
餃子の王様ことパラダイス山元氏が直接注文を聞きにきてくれます。というか店内は我々と王様のみ。飲みもの類は冷蔵庫から勝手に取り出して飲みます。
何を注文するか悩みましたが、せっかくなの一皿の量を少なめにお願いして、ほぼフルコースを注文。
餃子は注文が入ってから一つずつ包んでくれます。これは贅沢。ちなみに皮は王様のこまかい指示のもと製麺所で作られているとの事でした。
餃子専用のオリジナルの小皿もかわいい。王様ににてますね。
まず最初にやってきたのがゼナキング入り焼餃子。餃子のスゝメでもレシピが公開されていた定番中の定番。
この餃子は、ニンニク醤油+特製海老ラーを付けていただきます。
薄めですが餅粉が入っているらしく弾力性のある皮に餡がたっぷり入っています。餡にしっかりと下味がついていて無茶苦茶おいしい。ゼナキングに入っている生薬がさらに味を複雑にしています。
子供達も気に入ったようで、半分以上は彼らに食べられてしまいました。
つづいてはCheese Quater Pounder 餃子。
なぜかマクドナルドのメニューと同じ名前ですが、こちらの餃子もかなり大きめ。チーズを贅沢に羽根に使っています。
まず羽根を頂きましたが、パリパリしていて美味しい。おつまみみたいな感じです。
餃子の餡は下味が付けられた豚肉のみ。かなり高タンパク質な餃子です。ジューシーな肉汁とチーズが合わさってこれも美味しい。中にチーズが入っている餃子は食べた事がありましたが、このような餃子は初めてでした。
チーズの次は大葉です。大葉Quater Pounder 餃子です。
これも大きめの豚だけの餡が大葉に包まれています。肉汁が沢山飛び出てくるのでレンゲにのせていただきます。まるで小龍包の様。
大葉の効果で意外とさっぱりといただけます。
次に出てきたのがおかひじき焼餃子。これは本当にびっくりしました。新発明と言っても良いぐらいの焼餃子です。
餡はゼナキング入り焼餃子用の餡1にたいして荒めに刻んだおかひじき9の割合で混ぜたもの。ただそれだけなのに無茶苦茶美味しいんです。
おかひじきのシャキシャキ感がたまりません。そして少ししか入っていない餃子餡で餃子全体に十分な風味が付いています。
ちなみに、焼く直前に包むのがシャキシャキ感を保つポイントとのこと。おかひじき餃子は前日に覚えた「よく焼き」で注文しました。
これは包むのが難しそうですが、自宅でも試してみたいと思います。
次は、ちょっと変り種。キーマカリー餃子です。カレーのスパイスが効いた餡にうずらの卵でふたがしてあります。
付け合わせのフクシン漬けといっしょに卵を落とさない様に一口で食べるのが美味しくいただくポイント。ふわっとカレーの風味がして美味しかったです。
見た目もかわいらしくて良いですね。
お腹も満たされてきたので、デザートにモツアン餃子をいただきました。こちらは餃子の皮の中にアンコとモッツァレラチーズが包まれています。この餃子にきな粉をまぶしていただくと、立派なデザートに。京都の生八つ橋に何となく似ているかも。
このデザートも子供に大人気。熱いのを我慢しながら凄い勢いで食べていました。
王様が振る舞う餃子のフルコース。どれをとって最高の餃子でした。あらためて餃子って自由な食べ物なんだという事を感じる事が出来ました。
最後に餃子のスゝメに王様のサインをいただいて、大満足の1時間40分。テンション上がりっ放しでした。
王様ありがとう!
寒くなってくると水餃子もメニューに入ってくるらしいです。
次回来苑のチャンスを手にするのは難しいですが、なんとかしてまた来たいと思います。
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