日本で最も歴史のある餃子屋の一つが神保町にあります。
満州で餃子店を営んでいたご主人が東京で「満州食堂」を創業したのが昭和11年。その後、昭和30年からスヰートポーヅという名前で餃子専門店として営業されています。
お昼時を外して行ったので並ばずに入れましたが、それでも店の中はほぼ満席です。さすが有名店です。
今回は初めての来店なのでスタンダードな定食をいただくことに。中皿定食を注文します。
餃子12個とライス、味噌汁、お新香が付いてきて1010円。なかなかのボリュームです。
こちらが75年間の歴史を持つ焼き餃子です。大きさは小ぶりで、ちょっと変わった形をしています。
完全に包まれていないんですね。左右が空いています。なかなか斬新な包み方です。
皮はしっとり系。もっとパリっとしているかなと期待していたのですが、歯ごたえはややフニャっとした感じ。
餡は豚肉中心で、ネギと生姜が入っています。ニンニクを入れないのが満州流の焼き餃子。
今ではニンニク入りの焼き餃子が一般的になっていますが、当初焼き餃子にはニンニクが入っていなかったんですね。
この辺は神戸の餃子と共通するところが有ります。
スヰートポーヅさんの餡は下味が少し弱いのが気になりました。ニンニクが入っていない餃子は下味がしっかりしていないと物足りなく感じてしまうので、そこはちょっと残念。
更に、完全に包まれていないので肉汁も閉じ込められていないため、ジューシーさも有りません。
よく言えばさっぱりした、悪く言えば物足りない味の餃子です。
焼き餃子の歴史を感じることが出来る素晴らしいお店だとは思いますが、味に関しては期待しすぎない方が良かったですね。
となりの人が食べてた水餃子が美味そうだったので、次回はそちらを食べてみたいと思います。