東京餃子通信編集長の塚田です。
先日、三軒茶屋の飲み屋街三角地帯に昨年オープンした新店に餃子フリークが集結しました。
魅力的な飲食店が連なる横丁を抜けていくと、周りの店舗とは雰囲気が異なる店構えのお店が見えてきました。
この板張りの山小屋の様なお店がこの日の目的地「GYOZA SHACK」です。
Shackとういうのは掘っ立て小屋という意味らしく、この様なスタイルのバーなどがニューヨークで流行っているのだとか。
そういえば日本初上陸で話題になったハンバーガー店の「Shake Shack」もShackですね。
「GYOZA SHACK」はワインや日本酒と餃子を楽しむというコンセプトの餃子店です。
店内も明るくお洒落な雰囲気。
この日は人数も多かったので二階に通されました。
餃子は餡の種類が6種類。
そして調理方法が焼き、水、揚げから選べるものがあります。
SHACK餃子のこだわりは、
「厚皮」 ✕ 「粗挽き」 ✕「手包み」✕「無化調」
とのこと。
メニューの構成からして肉を中心に楽しむ餃子なんだということが伝わってきます。
全種類制覇を目指して端から順番に注文していきます。
餃子の注文を終えて、焼きあがるまでの間にビールで乾杯。
10分程して最初の餃子「SHACK餃子」がやって来ました。
お店の名前が付いているGYOZA SHACK定番の餃子です。
キレイな焼き目の餃子が、お洒落な木の皿の上に盛られています。
餃子の大きさはかなり大きいですね。
SHACK餃子は酢醤油を付けて食べるのがオススメとのことで、お皿の真ん中に餃子ダレがついています。
厚めの皮を伸ばしながらパンパンに餡をつめこんでいます。
箸で持ち上げてもずっしりとした肉の重みを感じます。
裏面も少し焼き目が付いているのも特徴ですね。
餡には野菜も入っているのですが、粗めに挽かれた豚肉の食感が印象的。
肉餃子と呼んでも良いぐらい肉っぽい餃子です。
餡にはニンニクが使われていないので、お好みでニンニクオイルをかけて食べるのがSHCAKスタイルのようです。
ニンニクオイルを少し垂らすだけで、ニンニクの香りが楽しめます。
続いて「SHACK餃子」の揚げ。
これだけ肉っぽくて厚皮の餃子なので、揚げ餃子には向いていますね。
揚げる際に口が開かないように皮がキレイに圧着されています。
ここを手をぬくと揚げ餃子は大変なことになります。
揚げると皮がカリッとするので、肉の食感とのコントラストが一層強くなって面白い。
パラダイス山元さんのクリスピーフライドポークと方向性が近いかもしれません。
肉々しい揚げ餃子にはなかなか出会えないので、これは貴重な存在です。
続いて登場したのはビーフの焼き餃子。
こちらはワインソースで食べるのがオススメだとか。
焼き目はキレイですね。
これは餃子の皮の中に粗挽きハンバーグが入っているような感じです。
ビーフの餃子も揚げがあります。
揚げビーフ餃子は初めて食べたかも。
表面の食感は異なりますが、メンチカツのようなイメージ。
これも肉をたべているという感覚の強い餃子です。
続いてラムの焼き餃子。
ソースはマスタードソースです。
ラム肉の餃子は水餃子で出てくるところが多いですが、こちらでは焼きと揚げが用意されていました。
ラムとクミンの香りが刺激的な餃子。
羊肉の餃子ってホント美味しいですよね。
赤ワインと良く合います。
続いてゴルチキ餃子を水餃子で。
これはゴルゴンゾーラチーズとチキンの餃子。
レモン汁をかけてさっぱりと頂くのがオススメです。
包み方も他の餃子とは変えてヒダなし。
チーズ香りと鶏肉のバランスがとても良いです。
軟骨も入っていてコリッとした食感も面白かったです。
続いてゴルチキの揚げ餃子。
揚げ餃子でこれだけバリエーションが豊富なのは珍しいですね。
ゴルチキの揚げはお酒との相性バツグンです。
サクッと揚がった皮のなかのトロッとしたチーズとコリコリの軟骨の食感がたまりません。
私は揚げ餃子ではこれが一番気に入りました。
ミルポア餃子。
バジルソースをつけて食べるミルポア餃子の餡は野菜のみ。
ここまで豚、牛、羊、鶏のガッツリした餃子を続けて食べていたので、とっても落ち着く餃子です。
後半にもってくるのではなく、間で注文した方が良かったかも。
生姜の風味がとても良かったです。
締めはなんとデザート餃子。
サクッと揚げられた餃子の皮の中には、バナナとクリームチーズが入っていました。
見た目は餃子ですが、パイを食べているような感覚でした。
一通りの餃子を食べましたがどの餃子も独創的でレベルの高い餃子でした。
まだまだ新しいお店なのに、このメニュー開発力には脱帽です。
今回集まった餃子フリーク達もみなさんもそれぞれ好みの餃子を見つけて、大変満足していたようです。
今後も新しい餃子が出てきそうな予感もするので、そこにも期待したいと思いですね。
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