東京餃子通信編集長の塚田です。
羊肉餃子で人気の神田「味坊」が、湯島の「味坊鉄鍋荘」に続いて、またまた別業態の「羊香味坊（ヤンシャンアジボウ）」を11月初めに御徒町に開店しました。
11月開店だというのに、先日訪問した際には大盛況でした。
開店祝いであるとともに、味坊ファンが一斉に集結する大忘年会です。
料理も梁さんが、この日のために特別料理を用意してくれました。
梁さんの挨拶で宴は始まりました。
「羊香味坊」は、味坊、味坊鉄鍋荘と異なり少人数でも楽しめるように小皿料理を中心のお店なのだとか。
前菜の昆布と押し豆腐の冷菜からスタート。
牛センマイの胡麻和えは独特な食感が印象的。
ビールが進みます。
続いて「進化系餃子」を抑えて2016年の今年の一皿に選ばれたパクチーの和え物「老虎菜」。
唐辛子のピリッとした辛味が感じられます。
こちらは手抓餅。細長いパイの様な生地を焼き餅を手でちぎって食べます。
ここからは梁さんの本領発揮。羊肉料理が続きます。
まずは足の肉が丸焼きに。
メニューの一覧には載っていませんでしたがサービスとして出してくれた様です。
骨の近くの肉って美味しいんですよね。脂も乗っていてとてもジューシーです。
続いて酒鬼スペアリブ。
スペアリブですがどこが酒鬼かというと、、、
白酒をかけて火をつけます。
宴会向けの演出ですね。
こちらはランプ肉の丸焼き。
クミンと花椒で香り付けがされていました。
そして、ここからは餃子類が続きます。
私的には、この宴のクライマックスです。
まずはラム肉小籠包。
この日は大人数の宴会のため蒸籠の中で小籠包が重なって蒸されているのはご愛嬌。
強めの皮の中に、ジューシーなラム肉餡が包み込まれています。
旨味の強さは豚肉の小籠包よりも上ですね。モンゴルでは包子からきたボーズと呼ばれますが、中国の東北地方ではなんと呼ばれるのでしょうね？
続いて焼き餃子。
形は日本の焼き餃子と同じように作っていますが、もちろん餡は羊肉です。
焼き餃子だと羊肉のインパクトが若干薄めになるので羊が苦手な方でも行けるかも。
（そもそも羊が苦手な人はこの店に来ないと思いますが、、、）
そして味坊といえば何と言っても羊肉の水餃子。
それぞれの餃子の形が不揃いなのも手造り感があって良いですね。
モチモチの手延皮にパンパンに詰め込まれた羊肉餡。
蒸しも焼きも良いですが、味坊ではやはり水餃子が一番好き。
トッピングでパクチーをパラパラとかけて食べました。
羊肉餃子にはパクチーが非常に良く合います。
餃子とパクチーのあわせ技、今年の一皿の特別賞と大賞の共演です。
そして餃子だけでなくライブも素晴らしかった。宴会の中盤と終盤の2回演奏をしてくれました。
サックスは田中邦和さん、ギターはテラシィイさん。
プロのお二人の演奏に合わせて会場も大盛り上がりでした。
美味しい料理に楽しいライブ。4時間近い宴もあっという間に過ぎ去りました。
味坊ファンの皆さんと、今年を締めくくる素晴らしい時間をご一緒出来て本当に良かった。
また、来年も味坊各店に通いたいと思いますので、よろしくお願いします！
羊香味坊も、すぐに予約困難店になってしまいそうなので、予約はお早めに！
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