東京餃子通信編集長の塚田です。
東京ノスタルジック街中華というムック本を読んでたところ、大変魅力的な店を銀座に発見。
仕事の打ち合わせのついでに昼食を食べに訪問してきました。
場所は銀座二丁目の木挽町中通り沿い。
緑の看板が目印の「萬福」がそのお店。
大正4年からこの地で中華料理店を営んでいる超老舗店です。
現在はお店は改装して非常に外観はとてもキレイです。
店内も改装後で新しくなっているのですが、大正、昭和の銀座を思わせるレトロな雰囲気。
BGMがジャズというのもお洒落ですねぇ。
店内には改装前の萬福の写真も掲載されていました。
「東京ノスタルジック街中華」では、レバニラと中華そばが紹介されていたので、どちらを注文するか悩みます。
悩んでいるとメニューのご飯物の中にポークライス(ケチャップ味のやきめし)を発見。結局こちらを注文することになりました。
餃子は個数が選べるので、4個注文。
しばらくしてポークライスと餃子が運ばれてきました。
まずはポークライス。
洋食屋を思わせるメニューです。銀座の街中華はハイカラだったのですねぇ。
大量のケチャップでしっとりと仕上げたやきめしです。
ピラフではなくやきめし。炊いたご飯をケチャップで炒めています。
そして混ぜられている具材も中華のやきめしと共通。
ナルトや卵、チャーシューが使われています。
洋風と中華が折衷された大正〜昭和の日本ならではの味わい深いやきめしでした。
続いて焼き餃子。
底面は油をたっぷり使ってあげ焼きに仕上げてあります。
油切りをしっかりと行っているので、油のべっとりした感じは全くサクッとした焼き面です。
惚れ惚れするようなきつね色の焼き上がり。
焼き面に一切のムラがありません。
サイズはやや大きめですが、餡はやや少なめでふんわりと包んでいます。
餡の少ない餃子でも底面を大きくとってもらうと見栄えも良くなりますよね。
皮は中厚で弾力がしっかりとしていて、焼き面のサクサクした食感とヒダ側のモチモチした食感の両方が同時に楽しめます。
餡の具材は白菜と豚肉中心でニンニクなどの香味野菜を控えた上品な味付けです。
上品な味付けですが下味がしっかりと付いているので、そのままでもお酢をかけるだけでも十分に美味しい。
最後の一つは酢コショウにしてみましたが、これも良く合いました。
大正から銀座にある街中華店で、いつどのように餃子が販売されるようになったのは気になるところ。
レバニラも中華そばも食べたいので、何度か通う中で聞いてみようと思います。
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