東京餃子通信編集長の塚田です。
週末に鶴見でランチをとる機会があったので京急鶴見駅近くの町中華「ニュー・イロハ」にお邪魔しました。
以前、第一京浜沿いの「赤レンガ」に行った際に見つけて、それいらいずっと気になっていたお店です。
最初は入店するのに敷居の高さを感じさせる風貌ですが、前回、平日のお昼時に店の前を通った時は満席でした。
店の外にあるメニューもかなり年季が入っています。
ニュー・イロハという店名ですが、あまりNewな感じはしませんね。
このニューの名前の由来は、この後店内で知ることになりました。
日曜日で非常に暑い日だったこともあるのか先客は一人だけ。カウンターの端の席に座らせていただきました。
ここが厨房の中が見える特等席です。お店はご夫婦のお二人で切り盛りをしているようです。
壁には一面にメニューの短冊が並んでいます。
その中でひときわ大きなスペースを取っているのが、つけ麺、サンマー麺そして餃子です。
餃子には「人気」の二文字も添えられています。
ここは横浜の町中華の王道メニュー「サンマー麺」と「餃子」をいただくことにしました。
調理待ちの間、店内を見回すと京急の無料情報誌「なぎさ」が山積みにされています。
「なぎさ」の今月号の特集は「京急 町中華探訪」。町中華探検隊とのコラボレーション企画です。
この町中華探訪の企画でなんとこの「ニュー・イロハ」が取り上げられていました。
その記事を読んで「ニュー」の由来も知ることができました。
もとも両親が営んでいた「イロハ」は高級料理店で、現在のご主人が中華料理に凝滞変換した際に「ニュー」の冠をつけたのだとか。
ちなみにご主人の大泉さんは川崎の老舗町中華店「太陽軒」で中華の修行をしたとのことです。ちなみに太陽軒も餃子が人気のお店です。
なぎさをしばらく読んでいると、まず先にサンマー麺が運ばれてきました。
かなりとろみのついたあんかけですね。
私が子供のころは、町中華での食事イコール、餃子とサンマー麺というイメージでした。当時は餃子よりもサンマー麺の訪がよく食べていたかもしれません。
細麺でスープの味は濃いめです。胡椒を少し振りかけて食べるのがオススメです。
続いて焼き餃子。手包みをした餃子を冷凍してあるようです。
焼き色はお皿の左右で若干ムラがありますが許容範囲。
望ましくは全般的にこれくらいカリッと焼いてもらえると嬉しいですね。
縁の部分まで焼き色が付いているのは良い感じです。
餃子のサイズは一般的なサイズです。
中厚の皮を使いヒダはかなり深めにきざんでいました。ヒダの端は潰さずにもちもち食感を演出。
餡の具材はキャベツが中心で豚肉、にら、ニンニク。これぞ町中華の餃子という感じです。
味付けは控えめでキャベツの甘さを感じることができます。
サンマー麺の味付けが濃いめなので、バランス的にはちょうど良いです。
後半は味に変化をもたせるために、濃いめの酢醤油+ラー油をつけていただきました。
餃子単体だったら、これぐらいの味付けにしても良さそうです。
帰りに「なぎさ」で紹介されていた同じ通りのレトロな喫茶店「山百合」にも立ち寄ってみましたが残念ながら定休日でした。
こちらは宿題としてとっておこうと思います。
餃子やサンマー麺の味ももちろんのこと、非常に居心地のよい魅力的な町中華のお店でした。
鶴見は近いのでまた来たいと思います。

- ジャンル:中華料理
- 住所: 横浜市鶴見区鶴見中央4-23-4
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- (写真提供:ぽちぽち)
ニュー・イロハ (中華料理 / 京急鶴見駅、鶴見駅、国道駅)
昼総合点★★★★★ 5.0