東京餃子通信編集長の塚田です。
大阪出張のついでに少し足を伸ばして地下鉄今里駅にやってきました。
こちらにいくら食べても食べ飽きない魔法のような餃子があるというタレコミ情報をいただいていました。
今里駅から今里筋という大通りを南下すること15分ほど、オレンジの看板が見えてきました。
こちらが今回の訪問先ぎょうざ専門店「チャンピオン 今里店」です。
創業20~30年の歴史がある餃子の人気店。現在では、今里の他にも上新庄、深江橋の計3店舗展開しています。
店内はカウンター席のみ。
夕方の早い時間だったにもかかわらず、店内はほぼ満席で活気があります。
たまたまカウンターの一番端の席が空いていたので待たずに座る事が出来ました。
また、店内にいる間に何人もお持ち帰りの餃子を購入していくお客さんを見受けました。これは相当な人気店です。
人気の秘密はもちろん餃子の味なのでしょうが、価格設定も素晴らしい。
餃子もドリンクも全メニュー300円均一!!
かなりリーズナブルです。
餃子は2種類、焼餃子ともう一つソフト餃子なるものがあります。
調理時間がかかるので餃子の注文は一度まで。最低2皿がノルマです。
ということなので、焼餃子とソフト餃子の両方を1皿ずつ注文しました。
メニューの下の方に目をやると、包む前の餡と皮を購入できるセットなるメニューが。
餡を1kgって通常サイズの餃子でも100個は作れますね。
餃子が出来上がるまではビールとキムチで待ちます。
鶴橋も近いのでキムチもかなり美味しい。辛いだけじゃなくて旨みがあるんですよね。
店内を見回すと餃子の栄養成分表示なるものが掲示されていました。
これは大阪市の取り組みなのでしょうか。
これはなかなか良い取り組みですね。
焼餃子は一人前255キロカロリー、ソフト餃子は一人前なんとたったの144キロカロリー。
ダイエットメニューのような低カロリーメニューです。
いくら食べても食べ飽きないどころか、いくら食べても太らない魔法の餃子ですね。
まず先に仕上がったのはソフト餃子。
一見すると普通の水餃子ですがゆでる前に軽く焼いてあるのだとか。
そしてタレではなく店主が厳選した塩を振りかけてたべるのがソフト餃子の食べ方。
小さめで薄くめの皮を使っていますが皮がダレていないのが良いですね。
餡はキャベツと白菜そして豚肉。野菜比率が高めでさっぱりしてます。
最後に振りかけた塩とのバランスがとても良いです。
シンプルなのに味わい深く美味い。この味の秘密はなんなのでしょう。
つるっとして喉越しがとても良いので、7個の餃子があっという間に胃袋の中に消えていきます。
これは一皿では足りなかったかもしれませんね。
続いて焼餃子。
まず驚くのが焼き目の美しさ。
パーフェクトですね。
そしてこの焼き面の形。
焼き面が三日月型ではなく四角なのです。
小さく薄めの皮にたっぷりの餡を包むために「チャンピオン」独自の包み方をしています。
トップの部分にはヒダは付けずにキリギリまで餡を詰めて圧着しています。
ポイントはここ。
皮の両端を立ち上げることで餡の入るスペースを大きく取っているのです。
この包み方はものすごく高い包みのテクニックを持っていないと、速く包むのは難しいでしょう。
包んでいるところを見たいものです。
焼餃子の餡もすソフト餃子と同様。
野菜が多めでさっぱりした餡です。
ソフト餃子とはうって変わってパリッとした食感の中からパンパンに包まれた野菜餡がホロホロっと崩れます。
この食感も他ではあまり出会ったことがありません。
そのまま食べてもさっぱりしていて良いのですが、餃子のタレにラー油を入れて味を調整。
ピリ辛にして食べるとビールが進む進む。
こちらも一皿では足りなかったかもしれません。
ソフト餃子7個と焼餃子7個を食べましたが全く飽きがこないどころか、癖になる旨さでもっと食べたくなります。
しかし、そこは注文一回限りの鉄の掟が立ちはだかります。
再来訪を決意して、この日はお店を後にしました。
10人前以上であれば通販もできるそうなので大阪にすぐに行けない方は通販でお試しください。鍋用の煮込んでも煮崩れない鍋餃子もあるらしいですよ。
チャンピオン 今里店 (餃子 / 今里駅(大阪市営)、今里駅(近鉄))
夜総合点★★★★★ 5.0