大阪餃子通信の現地特派員の本家ヲサムです。
皆さま、新年あけましておめでとうございます!
今年も、東京餃子通信&大阪餃子通信を宜しくお願いします。
さて、新年一発目の大阪餃子通信は、餃子詣の意味合いを込めて、王将ファン達が称する “クラシック王将” と言われる二軒のお店から餃活スタートです。
この “クラシック王将” について少し解説すると…
「餃子の王将」は1967年に四条大宮店が創業、現在も本店(一号店)となっています
一方「大阪王将」は1969年に大阪京橋に創業、現在は道頓堀店が本店となっています。
その両店は歴史の中で暖簾問題が発生し、2000年代からは両ブランドが明確に棲み分けされました。
ファンの間では、京都王将と大阪王将として区別されていますね(因みに京都と大阪の他に暖簾分けが許された「鹿児島王将」というローカルチェーンもあります)。
しかしながら70-80年代はフランチャイズ店を中心に京都王将と大阪王将の店舗が混在する状態だったらしく、一般の顧客からは区別が付き難かったらしいです。
その時代の店舗の雰囲気を今でも残す店を “クラシック王将” と称するファン達がいます。
今回、私もそんなノスタルジックな王将を体感する為に、それぞれの代表的な店と評される「餃子の王将 吹田店」と「大阪王将 守口店」を休日に車でハシゴしてみたいと思います。
まずは、「餃子の王将 吹田店」に向かいます。
そのお店は大通りの交差点角にありました。そこだけ時間が止まった様な雰囲気です。
電飾看板には“王将”としか書かれていません。
今となってはレアなものかもしれません。
店内に入ります…
おっと?? 予想を裏切る小綺麗さです。
店内はリフォームをされたのかもしれません。
早速、注文します…餃子(220円)、ライス中(160円)。
メニューには吹田店オリジナルメニューがあります。
揚げ餃子や茹で餃子まであります。
暫くすると、餃子が焼き上がりました。
お皿には“王将”の文字は見当たりません。
餃子の焼きが少し弱かったのか、水が少し多かったのか、パリッとした食感が損なわれていました…
残念。
しかしながら餡は安定の味で、タレをたっぷり含ませてライスにワンバンしながら食べる。
最高のランチですね。
続いて、「大阪王将 守口店」に向かいます。
「餃子の王将 吹田店」からは車で20分位の距離感なのでハシゴするには最適な二軒です。
こちらのお店は大通りからは少し離れ、路地にひっそりと佇む店舗です。
赤いビニール屋根には“中華料理 王将”と書かれています。
この表記もレアかもしれません。
店内に入ると、外観以上にザ昭和な雰囲気です。
厨房を囲ってカウンター席がコの字に配置されています。
何故かワクワクしてきます。
早速、注文します…餃子(240円)、ライス並(180円)。
餃子が焼き上がるまで店内を見渡すとカウンターの下部に年季の入ったPOP発見!
何年前のモノでしょうか…
これだけでタイムトリップしちゃいますね。
そして餃子が焼き上がりました。
そしてライス…えっ?!
平皿に盛られています。
スープまで付いてます。
餃子以上の出来栄えで感動してしまいました。
餃子の焦げ目が最高です!
一口食べると、熱々の餡の旨味が広がります。
ココの餃子、大阪王将では一番美味いかもしれません。
また京都王将と大阪王将をハシゴして食べ比べると、それぞれの餃子の個性も改めて良く分かりました。
両店舗には王将の古き良き雰囲気が漂っていました。
看板がなければ、京都系か大阪系は識別が難しいかもしれません。
現在の様なモダンな雰囲気の王将も好きですが、街の大衆中華食堂の王将は、その原点として長く残って欲しいですね。
「餃子の王将 吹田店」
大阪府吹田市元町33-17
06-6383-8639
11:00〜21:30 水休
「大阪王将 守口店」
大阪府守口市本町1-8-23
06-6993-0490
12:00〜22:00 日休