東京餃子通信編集長の塚田です。
中目黒駅から山手通り沿いを池尻方面に歩いていたところ気になる立て看板を発見。
一度食べたらやみつき!!!
- 羽根付焼餃子
- 台湾小籠包
- 焼き小籠包
しかも価格は290円からと、お一人様でも楽しめそうな雰囲気。
予定外ではありますが、良さげな看板を見つけてしまったのでリサーチを行いたと思います。
「祥門」は看板やのぼりから小籠包推しの中華居酒屋といった感じのお店のようです。
点心のテイクアウトもできるようですね。
店内は7~8割がた埋まっていましたが、カウンター席が空いていたので、そちらに案内されます。
オリジナルデザインの取り皿と小皿が可愛らしい。
点心メニューが多く目移りしてすぐに決められなかったので、先にビールを注文。
このお店の雰囲気を楽しむためにあえて台湾ビールをいただくことにしました。
とりあえず羽根付き餃子を注文しようとしたところ、なんと餃子は売り切れ、、、
出鼻をくじかれます。
気をとりなおして、外の立て看板にあった台湾小籠包を頼もうと思ったところ、お一人様向けの良さそうなメニュー「五種の贅沢点心盛合せ」を発見。
この中に小籠包も入ってます。
焼き小籠包は、盛合せには入らないようなので、別で一人前を注文しました。
点心類は、調理時間がそこそこかかりそうなので、すぐに出て来そうなメニューの中から「台湾夜市のモツ玉煮込み」を選択。
学生時代に台湾旅行をした際に、こんなモツ煮を食べた記憶があり、懐かしく感じます。
台湾の煮込み料理は、台湾醤油の甘みと八角の香りが良いですよね。
続いて「五種の贅沢点心盛合せ」が運ばれてきました。
一つのせいろに以下の5種類の点心が盛り付けられています。
- 台湾小籠包
- 広東海老蒸し餃子
- 香港帆立焼売
- 五目おこわ焼売
- 香茹椎茸焼売
色々な種類の点心を一つずつ食べられるというのは非常に嬉しいですね。
まずは「祥門」イチオシの台湾小籠包からいただきたいと思います。
火傷をせずに美味しく食べる食べ方が解説されています。
レンゲにとって先にスープをいただいてから、生姜と黒酢をちょっとつけていただきます。
熱々のスープは、さっぱりしていて旨みはしっかりとしています。
これなら何個でも食べられてしまいそうですが、この日は一つずつ。
次の点心に進みます。
続いて海老蒸し餃子。
蝦餃にしてはヒダは少なめですが、手作りっぽいです。
これ作るのは特別な技術が必要で、難しいんですよね。
浮き粉を使った透明な皮のプルプルした食感が良い感じ。
中には贅沢に海老のみが使われていて、海老の甘みが印象的です。
どんどん行きましょう。
こちらは帆立焼売。
贅沢に帆立が一個まるごと焼売の上に蓋のように乗っています。
帆立の旨みが凝縮された贅沢な焼売でした。
続いて五目おこわ焼売。
餡は豚肉ではなく味付けのされたもち米。
もちもちした食感が印象的。
おこわに味がしっかりと付いていました。
「五種の贅沢点心盛合せ」のラストを飾るのは、香茹椎茸焼売。
広東式の焼売の王道的存在とのことで、椎茸と海老のすり身をたっぷり使った香り高い焼売です。
焼売も奥が深いですね。
そして焼き小籠包の登場。
上海ではポピュラーなB級グルメで、現地では生煎饅頭とか生煎包とか呼ばれています。
小籠包ではなく饅頭の仲間で、皮も発酵させて少し膨らませています。
揚げ焼きにしているので小籠包以上に熱々。
迂闊にかぶりつくと火傷は避けられません。
祥門の焼き小籠包は包み方に特徴があります。
ヒダを寄せた部分がぎゅっと狭くなっていて、その部分だけがカリッカリに揚げ焼きになっています。
どうやって包んでいるのか気になります。
レンゲに上で皮に穴をあけて熱気を少し逃がしながら、熱々のスープを楽しみます。
そして頃合いを見て皮と餡と一緒にがぶり。
肉感たっぷりの餡からは、肉汁がさらにジュワーっと出てきます。
これぞ焼き小籠包の魅力ですよね。
今回は残念ながら、焼き餃子と水餃子を食べることができませんでしたが、点心専門店だけあって、小籠包も焼売も焼き小籠包もなかなかの粒ぞろいでした。
これは餃子にも期待ができそう。
餃子を目当てに再訪したいと思います。
點心飲茶酒館 祥門 (居酒屋 / 中目黒駅、代官山駅、祐天寺駅)
夜総合点★★★★★ 5.0