東京餃子通信編集長の塚田です
前回、 新松戸で途中下車をして「とんとん餃子」での餃子ランチのレポートをしましたが、その帰り道に新松戸駅まで戻ってくると改札前に気になるお店を発見。
どうしても気になったので、用事を済ませた後、もう一度新松戸駅に帰ってきました。
その気になるお店はこちらのたばこ屋の脇にある劇狭のお店「ローズ じゃんけん ケバブ」。
ローズもケバブもわかるがジャンケン??
看板のイラストを見る限りグーチョキパーのあのジャンケンです。
その名前やお店の雰囲気とは裏腹に、ハラルな新疆料理をうたっています。
外に出ているメニューを見ても麺類を中心になかなかディープな品揃え。
店に入る前からこのギャップに心を奪われます。
店名にケバブと入っているように、推しのメニューはケバブ。
店頭ではドネルケバブの機械で羊肉が焼かれています。
店内は劇狭のカウンターのみ。
頑張ればなんとか6人ぐらいは入れそう。
改めてメニューをチェックすると「ジャンケン」の店名の由来がわかりました。
ジャンケンに勝つとケバブの肉が増量されたり、カレーが大盛りになったりと特別サービスが受けられる様子。
実際に私が店内に入った後もケバブ持ち帰りのお客さんと店主のローズさんの真剣勝負が繰り広げられていました。
ジャンケンだけでなく、料理のラインナップも面白い。
ケバブの他にカレーを始めとするネパール料理があったり、ウイグル式ピラフのボーロなどもあります。
麺類も水餃子を始めとしてなかなか豊富。
黄面やチョチョレ、涼皮子もあります。
これは悩みます。
悩んだ結果水餃子と黄面を選択。
ドリンクはウイグル関係なしにホッピーがあったので白セットを注文しました。
待ち時間の間に店主さんとお話をすると、店主のローズさんは中国の新疆ウイグル自治区のカザフスタン国境近くの出身とのこと。
ホッピーを飲みながら待つ事10分ほど。
水餃子が運ばれてきました。
やや小ぶりですがモチモチした皮の弾力が特徴的。
一口サイズなのでパクパク食べられます。
ジューシーさは少ないですが、羊肉の香りと旨味がしっかりと感じられます。
余計な味付けはせずに仕上げた素朴な味が、本場感を醸し出しています。
(私は現地に行った事はないのですが、、、)
黒酢に唐辛子たっぷりのラー油を混ぜて食べるのがオススメとのこと。
餃子の味付けがシンプルなので、後半はタレをしっかりつけていただきました。
水餃子を食べているうちにホッピーの中をお代わり。
するとジャンケンもしていないのに2杯目の中を大サービス。
というかホッピーで割る余地がほとんどありません。
ローズさんなかなかのやり手ですね。
水餃子に遅れて黄面の登場。
かん水を使った黄色い麺を冷麺にしています。
辛さは選べたので中辛を選択。
ぐちゃぐちゃに混ぜてからいただきます。
ピーナツとパクチーの香りと唐辛子がピリッとした辛味が印象的な冷やし麺です。
このピリ辛な味付けは酒のつまみにもなりますね。
ただし麺が太くて量が多いので、これだけで十分お腹にたまります。
お店の外観のカオス感にひかれて店内に足を踏み入れましたが、気軽にウイグル料理を楽しめる良店でした。
都心部だけでなく、郊外でもこのような店が増えてきているのは嬉しいことですね。
今回はチョチョレまでたどり着けなかったのが残念なので、また訪れたいと思います。
ROSEジャンケン ケバブ 新松戸本店 (バー / 新松戸駅、幸谷駅)
夜総合点★★★★★ 5.0