東京餃子通信編集長の塚田です。
だいぶ前にレポートを書いた大井町の「丸吉飯店(まるきちはんてん)」。
これぞ町中華という雰囲気とカリッと焼けた大き目の餃子が印象的で、その後も何度か訪れています。
そんな丸吉飯店に支店があるということを知り、西小山駅にやって来ました。
西小山駅はほぼ毎日通過しているのですが、途中下車するのは久しぶり。
武蔵小山から移転してきた「珉珉」に昨年訪問して以来です。
駅の改札を出ると正面に黄色い看板が見えてきます。
徒歩1分で1分かかるかかからないかの距離です。
味で勝負・特製餃子・ラーメン
と書かれています。
ラーメンの前に特製餃子が来るところがうれしいですね。
もちろん餃子はお持ち帰りも可能。
住宅街に根差した町中華。
餃子に自信があれば、持ち帰りも積極的に提案してくれます。
細長い店内はカウンター席がずらりと並び、奥にひとつだけ4人掛けテーブルがあります。
店内は地元客と思われる皆さんでほぼ満席。
奥の方のカウンター席が一つあいていたので、幸運にも待たずに着席。
カウンターに着席と同時に、とりあえず瓶ビール。
瓶ビールはアサヒスーパードライ。
春のさくらラベルで登場。
ピータン豆腐を食べながら餃子の焼き上がりを待ちます。
ちょこちょこつまみながらビールを飲むのにちょうどよいですね。
本当は隣のお客さんが食べてた豚肉のから揚げが食べたかったのですが、残念ながら売り切れ。
丁度私が座ったカウンターの席の目の前に焼き機がありました。
餃子を焼くのはお母さんが担当。
事前に包んで冷凍をした餃子を焼き機に並べ、お湯を大量投入。
蒸すというよりも茹でるに近い感じです。
タイミングを見計らってお湯を捨て、焼き色を付けるために油をたっぷり流しかけます。
焼き加減はお母さんが音で判断。
その時が来たら餃子ターナーで一気に救い上げ、お皿に盛り付け。
いい感じの焼き具合に仕上がりました。
焼き機で焼いた餃子にしては珍しく焼き面の周辺部分まで焼き色がついています。
仕上げに油をたっぷりと贅沢に使っているからでしょうね。
これぐらいまで焼いてある餃子って良いですよね。
良く焼き派の私にはたまらない焼き色です。
皮は中厚で弾力は強め。
ヒダは均等に7~8個刻まれています。
ギュッと圧着されているわけでは無いのですが、かといって口が開くわけでもなく、絶妙な力加減で包まれています。
餡はキャベツが多め。
程よく水気が絞られていて、シャキシャキ食感も残っています。
ニンニクとニラなどの香味野菜が効いていて、味付けはやや甘め。
うま味調味料も感じられる、これぞ町中華の餃子というような安定感のある味です。
タレは薄めの酢醤油にラー油の砂の部分を大量投入。
餃子の皮の部分についた油をお酢で落としつつ、ラー油の唐辛子を絡めます。
油っぽさを抑えながら、辛味と旨味を追加。
こちらの餃子は、そのまま食べるよりもこの食べ方の方がさらに美味しく食べられると思います。
ビールとの相性抜群です。
大井町の本店にも勝るとも劣らぬ美味しい餃子でした。
本店はお父さんがやっていて、お母さんと息子さんが西小山店を切り盛りしているらしいですね。
私的には西小山の方が便利なので、一人で来るときには西小山店になりそうです。
次回は豚の唐揚げと餃子を食べたいですね。
丸吉飯店 西小山店 (中華麺(その他) / 西小山駅、洗足駅、武蔵小山駅)
夜総合点★★★★★ 5.0