東京餃子通信編集長の塚田です。
以前、鈴木砂羽さんのYahoo!ライフマガジンの記事を読んで気になっていた「てんまさ」の餃子を目指して小田急線の千歳船橋へ行ってきました。
駅からは徒歩3分ほどの路地に「てんまさ」はあります。
入り口には一口餃子の提灯が掲げてあります。
そう、こちら「てんまさ」は、大阪の一口餃子が東京で食べられる貴重なお店なのです。
「てんまさ」の女性店主のご実家が大阪北新地で「兄ちゃん」という名の一口餃子の専門店を営んでいて、その味を引き継いで東京の千歳船橋でお店を始めたのだそうです。
「兄ちゃん」は、創業40年の歴史のあるお店だったのですが、ビルの立ち退きで2016年に惜しまれつつ閉店をされたそうです。
兄ちゃんは、以前大阪餃子通信で本家さんがレポートをしてくれていました。
持ち帰り餃子の販売も行っている様子。
生で購入すると少し安いんですね。
店内はカウンターのみのこじんまりとした作り。
壁には大量の餃子をたべた記録が掲示されています。
100を超える餃子を食べた猛者たちも。
ひとくち餃子とはいえ100個食べるのは大変ですよね。
餃子を20個と瓶ビールを注文。
瓶ビールはキリンのクラシックラガーが置いてあったのでこちらを選択。
この苦みが餃子と合うんですよね。
餃子が焼きあがるまでの間にごぼうサラダをいただきました。
10分弱ほどすると餃子が焼きあがりました。
カリッと焼けていますね。
餃子を焼く際の油はラードを使うのが「てんまさ」のこだわり。
カリッとした焼き上がりとコクを餃子に加えてくれます。
この日はちょっと強めの焼き色。
カリッカリに焼けてます。
この食感がビールを進めてくれます。
一口餃子にしては皮に弾力がありしっかりしています。
餡の具材は豚肉、白菜が中心でニラとニンニクで香りづけをしています。
味付けは非常にシンプルであっさりした仕上げ。
これなら何個でも食べられそう。
自家製のラー油を混ぜた酢醤油につけて味を濃くしながら食べ進めると、最後の方まで飽きずに食べられます。
時には贅沢にニコイチで食べるというのも一口餃子の楽しみ方のひとつです。
さらに唐辛子もタレにまぜてピリ辛仕上げに。
唐辛子の辛味が一口餃子にはよく合うのです。
本格的な一口餃子を、わざわざ大阪に行かずとも東京で食べられるのは嬉しいですね。
町の雰囲気が北新地とは異なるため飲みの前後に立ち寄る感じのお店ではないですが、一口餃子を純粋に楽しめるのでおすすめです。