東京餃子通信編集長の塚田です。
前回の「餃子は一龍」に引き続きbrax3さんの案内による町屋の飲み歩き。
一緒に巡るのは6月まで一緒にメシコレキュレーターをつとめていた仲間たちです。
インパクトのある餃子を出す店があるとのことで2軒目に向かったのは「川ばた 中華喫茶店」。
看板にはピンク色の文字で「KAWABATA」と書かれています。
ぱっと見は中華料理店っぽくない店構えですね。
ショーケースに並んでいるメニューは中華そのものですが、喫茶風の雰囲気も感じさせるディスプレイです。
右手のケースにはビールと並んでフロート系のドリンクやあんみつやアイスクリームといった喫茶メニューが並んでいます。
このごちゃ混ぜにしちゃった感じが良いですよね。
店内に入ってとりあえず生ビールを注文。
どうせお替りするんだからと大ジョッキにしたところ、片手で持ち上げるのがやっとぐらいのサイズのジョッキが登場。
これで1リットルぐらいあるのでしょうか?
そこまではないかな。
ビールのおまけに柿ピーを出してくれました。
こういうの嬉しいですね。
柿ピーを食べながら餃子の焼き上がりを待ちます。
ちなみに川ばたでは女子栄養大学短期大学部の監修で「野菜もりもり餃子セット」という野菜スープと餃子がセットになった定食を提案しています。
このセットで370gの野菜が摂取できるという、野菜不足の方には超オススメのセットです。
気になりはしたのですが、今回は飲み歩きということでセットメニューは遠慮しておきました。
メガサイズのビールを飲みながら待つこと10分弱。
焼き餃子が運ばれてきました。
でっかい餃子が5本登場。
さきほどの「餃子は一龍」の餃子に勝るとも劣らぬ迫力。
町屋の餃子はデフォルトがジャンボサイズなのでしょうか。
どおりで店内に3個セットをおススメする張り紙があったわけだ。
油を多めに使ってカリッと焼き上げています。
焼き色はほぼ完璧ですね。
箸で持ち上げるのがやっとという大きさ。
餃子自体の重さで長時間餃子の形をキープするのも困難です。
カリッと焼けた皮の中に包まれた餡は細かく刻まれたキャベツが中心。
ニンニクがしっかり効いていて味付けは甘め。
豚肉とよく練りこんでありねっとりとした食感の仕上げになっています。
色々とジャンボ餃子を食べてきましたが、このタイプの餡も珍しいです。
市川のひさご亭が系統としては近いかもしれません。
餃子自体の味はしっかりしているのでお酢を多めのタレでさっぱりといただきました。
お酢とラー油だけでも良かったかもしれません。
2軒連続でジャンボ餃子を食べたのでかなりお腹は膨れてきました。
更に締めに焼きそばも注文。
炭水化物取りすぎですね。
大きさだけでなく餡の味付けや食感にもオリジナリティのある素晴らしい餃子。
こんな餃子に町中華というか中華喫茶店で出会えるなんて、町屋の中華の底力を見せつけられました。
食後の甘味も試したかったのですが、この調子で食べると3軒目にたどり着けないので、甘味については次回のお楽しみに取っておくことにしました。