東京餃子通信編集長の塚田です。
先月紹介をした「ヤザワミートのぶた肉餃子」が、12月からランチタイム限定でお店でも食べられるようになったという情報を得て五反田にやってきました。
向ったのは五反田駅から目黒川方面に3分ほど歩いたところにあるヤザワミートが運営する「チェローナ」というお店。
落ち着いた雰囲気の店構えですね。
店内には入ると大きな鉄板とカウンター。
鉄板焼きのお店でした。
夜は鉄板焼きのお店なのですが、ランチ限定でこの鉄板を活かしてぶた肉餃子の提供を始めたとのこと。
元々は白金高輪で「無添加焼きそばBARチェローナ」という店名で営業をされていて、昨年五反田に移転をしてきたのだとか。
白金高輪時代の店名に無添加焼きそばと入っていたように焼きそばを目当てに来店するお客さんも多いようです。
ちょっとランチとしては贅沢に無添加焼きそばに九条ネギのトッピング、そして餃子を注文しました。
鉄板に餃子を並べ、ステンレス製の円形の型抜きのようなもので覆い氷を投入。
そして素早く蓋をするとい調理方法。
鉄板で餃子を焼こうとすると、蒸し工程のお湯をキープすることができないので氷を使うという工夫をされてました。
これなら水が枠の外に流れ出る前に蒸発させられますね。
逆に言えば氷を投入しても冷めない鉄板の厚さがあってこそできる技ではあります。
餃子を焼いている隣で焼きそばの調理も始まりました。
一度茹でた麺を水で締めてから鉄板に持ってくるという、一手間をかけた調理方法です。
焼きそばに先行して餃子が焼き上がりました。
羽根つき餃子ではなくなったようです。
鉄板できれいな羽根をつけるのは難しそうですし、モチモチ皮と言いうわけではないので羽根による食感のコントラストも出しにくいので、良い判断ではないかと思います。
餃子3個に対してたっぷりの生姜ラー油がついてきます。
この生姜ラー油が旨いんですよね。
焼き色はやや薄め。
もう少しカリッと焼いた感じが私の好みではありますが、十分許容範囲内。
皮は中厚で強めのものを使って、豚肉餡の旨味をギュッと閉じ込めています。
趙粗挽きの豚肉と白菜とニラのバランスが非常に良いです。
豚肉の存在感は確かに強いのですが、白菜とニラも粗めにカットすることで食感のバランスをとってます。
生姜ラー油をヒダ部分に引っ掛けるようにつけます。
辛味は抑えめなのでたっぷりつけても大丈夫。
むしろこれぐらいつけて食べてほしいです。
この状態で口に入る直前で焼き目が下を向くように食べると、パリッとした食感を追っかけるように生姜ラー油と肉汁がまじりあった風味が口の中に広がります。
餃子の最後の一つを食べているぐらいで焼きそばが完成。
茶色い焼きそばの上に玉子焼きと九条ネギ。
彩の良い焼きそばですね。
モチモチっとした弾力の強い麺にフルーティなソースが絡まっています。
キャベツや豚肉などの具材も大きめにカットされていて存在感たっぷり。
卵の黄身を崩して食べたり、九条ネギと混ぜて食べたりと色々な楽しみ方ができて、あっという間に食べきってしまいました。
あと地味に良い働きをしていたのが生姜。
こちらも自家製のこだわりの一品。
生姜の香りが活きていて美味しかった。
この生姜をたっぷり使って餃子作ったらおいしそうですね。
チェローナの焼きそばについては焼きそばブログの「焼きそば名店探訪録」に詳細なレポートが出ているので、こちらをご覧ください。
チェローナ―での餃子の提供は、当面の間はランチタイムのみとのことなので、餃子がお目当ての方はお気を付けください。
チェローナ (鉄板焼き / 五反田駅、大崎広小路駅、不動前駅)
昼総合点★★★★★ 5.0