東京餃子通信編集長の塚田です。
江東区の住吉に餃子とレモンサワーの店ができたというタレコミ情報をいただきました。
タレコミ主さんと都営新宿線の住吉駅で待ち合わせをして、お店に向かいます。
住吉駅から東陽町に向かって歩くこと10分ほど、ようやくお店に到着。
餃子とレモンサワー「やち」。
2019年12月31日にオープンしたばかりの新店です。
もともとラーメン店があったところに居抜きで入ったらしいのですが、カウンターのみ6~7席の超劇狭店舗。
建物の中にはトイレもなくて隣の講演のトイレを使います。
店主さんはよくこの物件を見つけましたね。
入り口には餃子・レモンサワーとかかれた提灯が。
提灯に従って、焼餃子と水餃子そしてレモンサワーを注文。
こちらの店主さんは奄美大島出身で、最近都内で勢力を拡大して某餃子店を経て独立。
レモンサワーには店主さんの地元の黒糖焼酎「れんと」を使っています。
甘さはなく、すっきりしていて飲みやすいレモンサワーです。
おい酎をすると、中だけを追加してくれるので何杯でもレモンサワーが楽しめちゃいます。
先客とお持ち帰りの餃子のオーダーが入っていたため、焼きあがるまでの間はお通しの枝豆でつなぎます。
浅漬けも美味しそうだったので注文しちゃいました。
特に白菜が美味しかったです。
餃子には沖縄のキビまる豚を使っています。
甘味があるのが特徴の豚肉で餃子にとても向いているとのこと。
先に水餃子ができあがりました。
帽子型に包まれてます。
この包み方は簡単に包めるのですが、水餃子には向いているんですよね。
餡はやや粗めに挽かれたキビまる豚と白菜がベース。
下味はあっさり目ですが、キビまる豚の甘味と旨味がすごい。
このまま食べても十分に美味しい餃子です。
食べるラー油をちょっと乗せて辛味をつけて食べるのが店主さんオススメの食べ方。
辛味がちょっと加わると豚肉の美味しさがさらに引き立ちますね。
続いて焼餃子。
薄っすらと羽根をまとっています。
焼き加減も丁度良い感じに仕上げています。
焼餃子は一般的な三日月型の包み方。
ヒダは少なめですが、しっかりと圧着をしています。
包んだ最後にギュッとヒダをつぶすように圧着するのが餃子を美味しくする大事なポイントの一つだと私は思っているのですが、意外とこの一手を抜いてしまうお店が多いんですよね。
この包み方からも店主さんへの餃子へのこだわりと愛情が感じられます。
焼餃子の餡は、キビまる豚にキャベツを合わせています。
水餃子と焼餃子で餡の具材を使い分けているのも素晴らしい。
焼餃子のパリッとした食感とザクザクしたキャベツの相性がとても良いです。
酢コショウで食べるのがオススメとのこと。
焼餃子もキビまる豚の旨味と下味がしっかりしているので、タレで余計な味付けは不要。
お酢でさっぱりさせて、コショウでピリッとした刺激を加えるだけで十分ですね。
レモンサワーともよく合いますよ。
立地は悪くお店も狭いのですが、店主さんの餃子への愛情が感じられる素敵な餃子専門店でした。
現時点でも十分レベルの高い餃子ですが、今後まだまだ餃子を進化させてくれそうな期待を感じる店主さんだったで、しばらくしたらまた訪問してみたいですね。
餃子とレモンサワー やち (居酒屋 / 住吉駅)
夜総合点★★★★★ 5.0