東京餃子通信

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月刊 大阪餃子通信〈'20年03月 Part3〉

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大阪餃子通信の現地特派員のミスターOGZです。
春になると野菜も美味しくなってきて、ますます餃子が食べたくなりますね。
新年度らしく大阪と京都の新店舗を幾つか紹介したいと思います。

大阪本町で食すイギリス豚「餃子屋本町 ケンボロー」【大阪 本町】

2019年9月に大阪のビジネス街である本町にオープンした餃子屋「ケンボロー」さんに初訪問。
この辺りは、カレー屋とパン屋のメッカで、餃子屋は少ないです。
お洒落な雰囲気の店構えです。
 
店内はコの字カウンターで切り盛りされている様子が伺えます。
店名「ケンボロー」とは、高タンパク・低カロリーの世界的ブランド豚の名前らしいです。
イギリス生まれ島根育ちとのこと。
ホームページにはウンチク満載です…
「美味しんぼ」みたい。

honmachi-camb.net

こちらのお店は餃子の他に「油そば」も看板メニューです。

あと、女将さん(あやさん?)手作りの「きまぐれ一品」もカウンターに並んでいます。

私は「油そば」(700円)、そして「ケンボローぎょうざ 白&赤」(各400円)を注文しました。

まるでワインみたいな頼み方ですね。

写真左が「白」=ノーマル、写真右が「赤」=ピリ辛です。

 

「肉多め」という注文もできるみたいですが、裏メニューなのかな。

白赤共に北新地の様な一口餃子で食感がカリッカリッです。

餡もニラの風味が豊かです。

 

ただケンボロー豚の美味しさとは何なのかは正直検証できませんでした。

また「油そば」ですが、人生初体験で美味しさのバロメーターはないですが、思ったより脂っこくなく食べれました。

割スープを掛けるとまた違う美味しさが引き出され、気に入りました。

洒落た空間で味わう家庭の味を再現した「水餃子しゃんたん」【京都 三条】

京都の先斗町、実に風情のある場所に昨年11月オープンした水餃子の専門店「しゃんたん」さん。
二階にあるので入口が分かりづらいです、真新しいカウンターとテーブルが広がる清潔で洒落た空間です。
 
チャイナドレスを着た若女将が独りで切り盛りされています。
京都らしい品と愛嬌愛想のある京美人です。
メニューの中から、自慢の「水餃子」(290円)を三すくい注文します。
カウンター中央にある大きな銅鍋に餃子を3分程くぐらせて、一すくい、二すくいと取り皿に入れて貰います。
餃子の注文数は籠のおはじきの数で勘定されます。
餃子が出来あがるまでお通しが出されました。
椎茸、豆腐のスープで餃子の出汁がベースになった粕汁の様な汁物です。
そして、いよいよ「水餃子」、プリプリ、熱々の餃子で、一口食べると身体が温まります。
 
女将が生まれ育った家庭の味を再現した餃子らしいです。
ポン酢や柚子胡椒を付けると、思わず白ご飯が欲しくなります。
 
そして〆には中華麺を餃子の茹で汁で割ったスープで頂きます。
餃子なんで豚骨っぽいかと思いきや、上品な鶏白湯の様なスープで絶品です。
 
オープン間もないということで店前の階段には沢山の胡蝶蘭が飾られています。
女将さんの人気が伺えます。

BRUNOで焼かれ、そのまま提供される「挽肉家」の熱々餃子【大阪 天満】

2019年12月にオープンした「挽肉家」さん、大阪で人気の酒場エリア「天満」にそのお店はあります。
 
こちらの餃子の最大の特徴は近年人気の家電「BRUNO」を用いて焼餃子を調理・提供されるスタイルです。
今回は「豚とん包」(390円)、「ジューシー焼売」(390円)の二品を注文しました。
 
待つこと10分、カウンター席の目の前に「BRUNO」が運ばれて来ました。
蓋を取ると鉄鍋餃子の様にジュウジュウと音を立てる大きな餃子と焼売があります。
余熱がある内に、面を返す事により焦げ目を広げていきます。
思いの外、油が跳ねるので服やお隣さんには要注意です。
 
餃子がカリッと焼き上がってきたので、酢醤油と柚子胡椒を付けて頂きます。
 
熱さが尋常じゃなく、口の中が火傷しそうです(苦笑)。
しかし、肉汁感が豊かさで肉感密度が高い餡も美味しいです。
 
そして焼売は更にその上をゆく美味しさで感動です。
焼き焼売というスタイルも新鮮ですね。
 

なにわポークの餃子を味わえる新店「しな野」【大阪 心斎橋】

2020年1月6日にオープンした、株式会社SASAYAグループの新店舗「しな野」さんに訪問しました。

餃子を提供する業態は他にも「餃子の山崎」を営まれています。

www.tokyogyoza.net

場所は大阪の南船場、若者が好むお洒落な店やビジネス街が周辺に広がります。

店内はカウンターがコの字に設計されています。

メニューから東大阪のなにわポークを食材にした大阪餃子の「焼餃子と水餃子」(各380円)を注文。

まずは水餃子が運ばれてきました。

これは餃子というよりイメージとしては雲呑(ワンタン)ですね。

 

大きな皮が皿いっぱいに広がり、予めタレが掛けられています。

 

一口頂きます…

トゥルンとした食感は普通の水餃子以上に好食感です。

 

但し10分位経つと皮がくっついてくるので早めに食べる事がポイントです。

 

次に焼餃子が運ばれてきましした。

やや小ぶりなサイズ感です。

そして皿の端には自家製紅生姜が添えられています。

 

大阪では紅生姜は粉もんや練りもんによく使われます。

それ故に他の地域より親近感はありますが、意外と餃子と紅生姜の組み合せは少ないですね。

 

この焼餃子の食感は実に良いですね。

カリッサクッとして個人的には好みです。

そして紅生姜と餃子も一緒に食べると、これまた相性がいいです。

 

“大阪餃子”というコンセプトにおいては重要な脇役者です。

開店二日目に訪問させて頂きましたがスタッフの方々の丁寧な接客にも好感が持てました。

tabelog.com