東京餃子通信編集長の塚田です。
普段お店に訪問して餃子を食べていたので、なかなか気づかなかったのですが都内の老舗店でも意外とお取り寄せができるお店が数多くあります。
都営三田線の西巣鴨駅近くにある「華興」もその一つ。
「華興」は、元祖東京餃子を標榜し池袋の餃子スタジアムにも出店経験のある超老舗のお店です。
通販サイトでは、店名がかかげられたフラグシップ的な餃子の「華興餃子」と、大きな海老が包み込まれた「円満餃子」の2種類が販売されています。
今回は「華興餃子」を購入してみました。
注文の翌日には出荷案内が来て、その次の日には賞品が届くというスピーディーな対応でした。
冷凍餃子専用の箱も作られています。
ちなみに「華興餃子」は、10個で1,000円です。
箱の裏には餃子の焼き方がプリントされていました。
指示通りに調理を進めていきます。
ポイントはフライパンに餃子を並べた後に、餃子の肩の部分が隠れるぐらいまで水をいれて茹でるということ。
蒸すではなくて茹でると言って差し支えない調理方法。
皮がかなり厚めでしっかりしているので、この様な調理方法をとられているのだと思います。
蓋をして待つこと10分。
次の工程に移ります。
10分の時点で余ったお湯は捨てて水分を飛ばしたら、仕上げの焼き目付け。
少量のサラダ油をフライパンの縁から回し入れて、フライパンを揺らして餃子の底面に油が回るようにします。
ごま油で香りをつけても良いと思いますが、今回は指定がなかったのでサラダ油にしてみました。
約2分間で焼き目が付くので完成です。
華興の餃子は、お店でもヒダを上に並べるて出てきます。
フライパンから上げるときに一気に移したり箸でつまむとと皮が破れてせっかくの肉汁が漏れてしまう危険性があるので、トングをつかって一つ一つ丁寧に移し替えました。
一つの重さが約40gとかなり大きめです。
皮も見ただけでも、そのモチモチ感が伝わってきますよね。
以前テレビの取材で訪問した際に見せてもらったのですが、この皮は信じられないぐらい伸びるんです。
だからこそこれだけの量の餡と中の肉汁を一滴も漏らさずに包み込むことができるのです。
大きくてひとくちでは頬張れないので、肉汁がこぼれないように傾けながらガブリといただきます。
豚肉の旨味に加えてタマネギの甘さが印象的です。
「華興」では東京の餃子では珍しく、タマネギを使っています。
創業時の昭和23年頃にタマネギが手に入りやすかったため、タマネギが採用されたらしいですが、今ではそれが「華興」の餃子の特徴の一つとなっています。
老舗餃子店の味が自宅でも気軽に楽しめるのは嬉しいですね。
手軽に贅沢な気分が味わえる餃子なので「華興」に行ったことがある方も、そうでない方も是非お試しください。