東京餃子通信編集長の塚田です。
銀座の歌舞伎座の向かいに岩手県のアンテナショップ「いわて銀河プラザ」があります。
岩手のご当地餃子が売っているかもしれないと思いちょっと立ち寄ってみました。
冷凍コーナーへ進んでいくと、冷凍ケースに餃子のチラシが貼ってありました。
その名も「しんいちろう焼き餃子 チンパリッ」。
なんとレンチン餃子です。
レンチン餃子に挑むとは大手食品メーカーが絡んでいるのかと思いきや、小さな製麺会社の企画商品の様子。
俄然興味がわいてきました。
ちなみにこの餃子を作っている株式会社粉夢は、岩手県岩手郡岩手町にあります。
岩手の中にある岩手の中の岩手。
盛岡から北上したところにある人口13000人ぐらいの町です。
粉夢が作る他の餃子もあったのですが、今回はチンパリッのみを購入。
大手メーカーも苦戦する難易度の高いレンチン餃子でその実力をはかることにしました。
調理方法はとっても簡単。
- 凍ったまま餃子を袋から取り出してトレイのまま焼き面を上に向けた状態でラップをかけずに電子レンジで加熱
- 電子レンジから取り出した後、2~3分間たってから食べる
以上です。
袋を開封すると、袋の中からニンニクの香りが広がってきました。
焼き色を付けてあるだけでなく、一度焼き面をこんがり焼いた後があります。
パッケージには職人が一つ一つ丁寧に作っていると書いてありますが、包むだけでなく焼きの工程も手作業なのかもしれません。
トレイのままレンジで2分50秒。(我が家のレンジは600Wです)
2分50秒後レンジの扉を開けると、レンジの中はニンニクの良い香りで満たされていました。
このまま2分間待ちます。
この待ち時間は恐らく焼き面の水分を少しとばすことを狙っているのだと思います。
2分間たったので、ご飯と味噌汁を用意して餃子定食の完成。
お皿に移し替えるのが面倒だったので、トレイのままいただくことにしました。
パッと見は、焼き面がパリッとしていそうに見えますね。
香ばしい香りもします。
もしかすると、本当に焼き面がパリッと仕上がっているのかも、、、
期待が膨らみます。
まずは何もつけずに餃子をそのまま一口で頬張りました。
名前の通り、パリッと、、、
いくかと思ったのですが、やはり表面はふにゃっとしてしまいました。
やっぱりレンチン餃子は難しいですね。
ただ、しっかり焼かれているので香ばしさは感じます。
2分間置いたからなのか、レンチン時間が少し長すぎたのか、ヒダの部分がやや硬くなってしまいました。
ここもレンチン餃子の難しいところですね。
焼き面側の食感もヒダ側の食感も、お店で焼いた餃子を持ち帰って温めなおしたような感じですね。
キャベツが多めでさっぱり目の餡。
ニンニクはしっかりと効いていて、餡の下味もしっかりとついています。
焼きたてだったらとても美味しい餃子なんでしょうね。
タレは添付はされてないのでポン酢しょうゆをつけてさっぱりとさせてみました。
下味はしっかりしてるので、タレはあまり濃すぎない方が良さそうですね。
残念ながら名前の通りの「チンパリッ」とはいきませんでしたが、レンチン餃子に果敢に挑んだのはナイスチャレンジだったと思います。
通常の餃子の様に焼き上げた餃子を冷凍して、レンチン後に少し時間をおくというのも面白いアイデアでした。
こういうチャレンジをする餃子屋さんは応援したくなりますね。
粉夢のしんいちろう餃子シリーズにはねばり芋入りの餃子や春キャベツを使った餃子など特徴的な餃子があったので、次回はそれらの餃子を食べてみたいと思います。
しんいちろう餃子シリーズは「いわて銀河プラザ」に行かなくても楽天市場で購入できるみたいですね。