東京餃子通信編集長の塚田です。
大阪で幸福飯店や幸福粥店など点心や中華粥をうりにする中華料理店を展開している株式会社ハッピーフードシステムから、餃子の通信販売を始めるという事で試食用の餃子を送っていただきました。
今年に入り試作品を数回にわたり試食をさせてもらい、私なりの意見も出させていただいていたのですが、都度改善をされようやく販売開始となりました。
その名も「魔法の焼き餃子」です。
箱の中には魔法の餃子の魔法たる由縁が書かれたパンフレットが入っています。
こだわりポイントその1としては、点心師の手作りという事。
ハッピーフードシステムではセントラルキッチンで各店舗や通信販売用の点心を作っているのですが、なんと中国から招へいした点心師が毎日皮から手作りしているのです。
餃子製造をセントラルキッチンで機械化するという話は良く聞きますが、セントラルキッチンで点心師が皮から手作りというのはあまり聞いたことがありません。
こだわりポイントその2は餡の具材。
鹿児島県のブランド豚「茶美豚」と新鮮な野菜をバランス良く使っているそうです。
こちらが魔法の餃子です。
細かく刻まれたひだが美しいですね。
ヒダが細かいのに加えて皮が良い感じに伸びて餡を包み込んでいます。
これは手作りの皮を使わないとできない形状ですね。
こんな餃子が通販で手に入るのは驚きですね。
ハッピーフードシステムの公式ホームページで焼き方が紹介されているのでそれに従って焼こうと思ったのですが、最後の仕上げの部分がイマイチだったので私の焼き方で焼かせていただきました。
動画は参考までの紹介します。
ポイントとしては皮が柔らかいので餃子同士がくっつかないように少しだけ餃子同士の間を空けること。
また皮が破れやすくかつフライパンにもくっつきやすいので、蒸し焼きのタイミングではフライパンの温度を下げないこと。
焼き色を付けるタイミングではフライパンをゆすりながら餃子をフライパンから剥がすことなど、キレイに焼くには細かいテクニックが必要となります。
丁寧に焼いてあげればこの通り。美しい焼き色になります。
底面がしっかりとれている餃子なのでカリッと焼いてあげると美しく仕上がりますね。
餃子の皮のサイズは一般的なものと同じぐらいだと思いますが、伸びる皮をつかって餡をたっぷり詰め込んでいます。
餡をたくさん包むためにはひだを細かく刻む必要があります。
普通はこんなに細かくひだを刻めないですよね。
ここだけを見ても点心師の技術の高さがうかがい知れます。
皮は薄皮で柔らかく、焼き目のサクッとした食感のすぐ後に餡に到達します。
餡は物凄くジューシー。
「茶美豚」の良質な脂身に加えてスープも練りこまれているようです。
ジューシーなのに変な脂っこさがなくパクパクと食べられる餃子です。
豚肉に負けず野菜の甘みもしっかりと感じられます。
キャベツに加えて人参が使われているのも野菜の甘みが感じられるポイントですね。
そしてシャキシャキとした食感のアクセント。
細かく刻まれたクワイが良い仕事をしています。
下味が強いわけではないのですが、素材とスープの旨味で醤油などの塩味の強いタレはつけなくても美味しくいただけます。
そのまま食べても美味しいですが、酢コショウで食べると豚肉の旨味がより引き立つのでお勧めです。
また辛味が欲しいときもラー油を付けるのではなくダイレクトに唐辛子を使っても美味しいと思います。
唐辛子が無い場合はカラシを使っても美味しいと思いますよ。
材料にこだわり点心師が手作りをしている餃子なので販売価格が心配だったのですが、袋入りだと30個で2640円と結構リーズナブルな価格設定で販売開始されました。
気になる方は、公式の通販サイトから購入できるので是非お取り寄せをしてみてくださいね。