東京餃子通信編集長の塚田です。
先日、代々木公園でのランニング練習の帰り道、昼飲みができる店が無いかと新宿をぶらぶらしてたところ新宿中村屋のビルの上に台北餃子のお店を発見。
地下道から直結で入れて便利だったので7階まで上がってみました。
店名は「次次」と書いて「チィチィ」と読むそうです。
鍋貼棒餃子が名物とのこと。
向かって右が次次で左にはタイのパッタイ専門店のRAMBUTANという店が入っています。
運営会社は一緒のようです。
入り口で台北餃子を食べに来たと伝えたところ、緊急事態宣言下で縮小営業をしていてどちらの店も左のRAMBUTANに案内をしているとのこと。
今はいろいろと工夫をされながら営業しているんですね。
タイ料理専門のカフェの雰囲気の中で台湾料理のメニューをチェック。
私が案内された一角は次次専用スペースらしく、周りのお客さんも皆さん台湾料理を食べていました。
ランチタイムはセットメニューが用意されていました。
ルーロー飯か麺類、もしくは麻婆豆腐と餃子(焼きか水)のセットのようです。
棒餃子は5個で290円、水餃子は5個390円となかなかリーズナブルな価格設定です。
ランニングで汗を流した後の昼飲みが目的だったため、セットメニューは遠慮して棒餃子、水餃子と台湾ビールを注文しました。
まずは冷えた台湾ビールで乾杯。
走った後のビールは美味しいですね。
ほどなくして棒餃子が運ばれてきました。
その名の通り細長い棒状の餃子です。
専用タレが用意されていたので、こちらを使って食べたいと思います。
中国や台湾の屋台などで出てくる鍋貼と呼ばれる焼き餃子は横が開いたままになっていることが多いのですが、次次の棒餃子も同じスタイル。
日本だと昨年惜しまれつつその歴史に幕を閉じた神保町の「スヰートポーヅ」が、このスタイルの餃子の代表格でした。
棒餃子は底面が広くとれるのでカリカリっとした焼き目の食感を強くできるのがポイントです。
これくらいしっかり焼いてもらえるのは有難いですね。
中国で食べた鍋貼は皮が固いものが多かったのですが、次次の餃子の皮はモチっとした食感に仕上がっていました。
うまく日本向けにアレンジされている様です。
オリジナルのたれは、醤油ベースなのですがかなり甘めの味付けになっています。
すき焼きの割り下みたいな感じ。
餡の具材は豚肉と黄ニラをつかったシンプルなもの。
ニンニクは使われていません。
たれで味付けを調整しながら食べるのが良さそうです。
続いて台湾水餃子。
皿ワンタンのような感じで出てきました。
かなり大きめの餃子の皮を使ってひだを真ん中に寄せるようにして包んでいます。
つるっとした皮の食感もワンタンっぽいですね。
餡は棒餃子と同じく豚肉と黄ニラベース。
棒餃子よりもジューシーかつ豚肉のうまみも強く感じられます。
しっかり閉じられているので皮の中に餃子のおいしさがギュッとまとまっています。
やっぱり餃子の口を閉じるのは大事ですね。
何もつけないで食べても豚肉の旨味が感じられてよかったのですが、甘めのたれで味変をしても良かったです。
棒餃子のカリッとした食感はビールのつまみとしては良かったですが、餃子のおいしさという観点からは水餃子の方が気に入りました。
通常営業時はカウンターで軽く餃子をつまみながらお酒を飲むこともできる様ですし、何より地下街から直結という立地なので、便利に使えそうですね。
皆で飲みに行けるようになったらまた来たいと思います。