東京餃子通信編集長の塚田です。
なかなか新店開拓が進まない昨今ですが、細々とではありますがチャンスがあれば新しいお店に足を運んでいます。
先日、東急多摩川線の鵜の木駅に行った際に駅まで「鵜の木餃子坊」なる餃子専門店を発見しました。
まだできて1年ぐらいの新しいお店の様です。
入り口わきに掲げてある「餃子と真剣に向き合えるお店」というキャッチコピーに魅かれて店内へ。
私も餃子と真剣に向き合うことに関しては自負があります。
どんな餃子が出てくるのか楽しみです。
店内はそれほど広くはないですが、4人掛けのテーブルが5個あり最大20人まで入れます。
このご時世もあって、持ち帰り餃子の販売も積極的に行っている様です。
メニューを見ると餃子専門店というよりも大陸系中華居酒屋という雰囲気の構成でした。
ただし餃子専門店を標榜するだけあり、餃子のメニューも豊富で5種類あります。
本場点心師仕込みが羽根つき餃子を作るのかはやや疑問なところではありますが、楽しみですね。
ベーシックな野菜焼き餃子とパクチー焼き餃子を注文しました。
壁には「おいしい餃子の食べ方」が掲げられていました。
これが餃子と真剣に向き合う作法ですね。
私もいつもこの食べ方を基本としているので、安心しました。
ただイラストの餃子が焼き面が下にして盛り付けられている点は気になりますね。(細かい突っ込みでスミマセン)
厨房ではタイマー付きの餃子焼き機を使って餃子を焼いている様でした。
しばらくして野菜焼き餃子が先に運ばれてきました。
東京餃子軒系の固めの羽根がついています。
最近このタイプの羽根を付けるお店増えましたね。
餃子の焼き目よりもさらに食感の強いカリッとした食感の羽根です。
焼き色も良い感じです。
皮は中厚で弾力はそこそこ強めです。
手包みで餡をたっぷり包み込んでいます。
ひだは不規則な感じですがしっかり閉じられているので問題ないです。
まずは何も付けずに餃子を頬張ります。
意外とジューシー。
野菜焼き餃子という名前の餃子ですが豚肉もそれなりに入っており、バランスのとれた餃子でした。
味付けはやや甘めですが強すぎないので、素材の旨味や甘味がちゃんと感じられます。
また、ザクザクとしたキャベツの食感とカリッと焼かれた焼き目と羽根と、モチモチの皮、色々な食感が楽しめるのも良かったです。
本場点心師仕込みとありましたが、日本人の好みに合わせたオーソドックスなタイプの餃子ですね。
続いてパクチー餃子。
皮からうっすらと緑色の餡の具材が透けて見えます。
ベースの餡にたっぷりパクチーが混ぜ込まれています。
パクチーは大きめに刻まれていて存在感はかなりあります。
これだけ入ってればパクチー好きの方も満足できると思います。
味変でタレを調合してみました。
特製ラー油はかなり辛めです。
ちょっと入れすぎたかも。
パクチー餃子はこれぐらい辛さをガツンと効かせても良い感じでした。
タレをつけて食べるとビールが欲しくなっちゃいますね。
我慢の日はまだまだ続きます。
結構ボリュームのある餃子だったので2人前でもそれなりに満足度はありました。
がっつり食事をすることもできて、持ち帰りもできるし、ふらっと立ち寄るって店内で餃子を軽く食べることもできる。
家の近くにあると便利そうなお店でした。