東京餃子通信編集長の塚田です。
週末に麻布十番商店街に来る予定があったので前々から気になっていた老舗中国料理店「永新」で昼食をとりました。
1961年創業の「永新」は、長らく地元のお客さんに愛されてきたお店です。
場所柄芸能人の常連客も多く、テレビなどもメディアにもたびたび登場する有名店でもあります。
お店の雰囲気はカジュアルな感じですが、なかなかの価格設定です。
町中華ではなく、本格的な中国料理を提供するんだという意思が感じられる価格設定ですね。
麻布十番といえば1個400円の餃子を出す「登龍」が有名ですね。
1階は満席だったので2階に案内されました。
ランチタイムは近隣で働いている方が多い様に見受けられました。
ランチメニューに関しては比較的リーズナブルな価格設定になっています。
「永新」の人気メニューらしい五目そばを注文。
もちろん1050円の高級餃子も注文します。
最近は外食の機会も減っているのでたまの贅沢ということで。
まず先にやってきたのが五目そば。
野菜も海鮮も肉も入った超具沢山の五目そばです。
野菜の火の通し加減もちょうどよく、シャキシャキした歯ごたえが残っています。
スープはあっさり系ですが旨味もしっかりとしていて具材とも良く合っていました。
麺の写真を撮るのは忘れてしまったのですが、細い縮れ麺でした。
ボリュームがあるけど上品さが残っている老舗の実力を感じさせる五目そばでした。
続いて焼き餃子。
一見すると普通の餃子ですがよく見ると丁寧な仕事の後が見えてきます。
まずは薄皮を使って細かくひだを重ねた包みの作業。
とても細かい作業ですが、これによって餡がたっぷり包めることに加えて底面も広く取りやすくなります。
底面もカリッと良い感じに焼き上げられています。
ベストなタイミングで仕上げてますね。
薄皮にたっぷり包まれた餡は豚肉比率が高め。
しっかり練り込んであり豚肉に調味料の味が馴染んでいます。
優しめの味付けですが深みがある味付けです。
野菜はキャベツのニラが中心。
キャベツには適度に水残っていてザクザクっとした食感が残っています。
ニラも適度に香っています。
オーソドックスに酢醤油＋ラー油のタレがちょうど良い餃子です。
後半はタレを付けて少しずつ味を濃くしながらいただきました。
高級食材をドンと使っているわけではないですが、老舗中国料理店の実力とこだわりが感じられる丁寧に作られた上品で深みのある餃子でした。
