東京餃子通信編集長の塚田です。
渋谷パルコの地下にある「カオスキッチン」で面白そうなお店を見つけました。
その名も居酒屋「真さか」。
公式Webサイトもかなりセンスあります。
こうやってレトロ感を出しているのは面白いですね。
カオスキッチンの奥の方にレトロな雰囲気のお店が登場。
店舗装飾もかなりこだわっていますね。
ガラスケースの中には餃子定食のサンプルが有りました。
定食は昼のみで、夜は居酒屋営業の様子です。
餃子は棒餃子の様なスタイルですね。
この「真さか」ただのノスタルジーを感じさせる居酒屋というわけではありません。
実はヴィーガン料理の専門店なんです。
もちろん餃子もヴィーガン餃子。
店内に入ると壁一面にメニューが掲載されてます。
それほど種類は多くないですが、軽く飲むには良さそうなラインナップ。
唐揚げにも力を入れているみたいですね。
定食も餃子と唐揚げから選択が出来ます。
両方のったミックスもあったのですが、浮気をせずに餃子定食を選択します。
これで850円（税込み）というのはヴィーガン料理という付加価値と立地を考えると、かなり頑張っていますね。
5分ほどで定食の登場。
ザーサイと味噌汁がついたシンプルな構成。
棒餃子が6本並んでいます。
横が開いたままのスヰートポーヅ型の餃子です。
中国の屋台で売られている鍋貼ではこういう形のものが多いですね。
餃子の両端が開いているので、餡から滲み出てきた肉の油が焼き面皮に浸透するのがこのスタイルの餃子の特徴。
ラードで焼くのに近い効果があるのかも。
皮は一般的なサイズと厚さですね。
背の部分がつながっているだけでひだは有りません。
キャベツとニラ、ネギに加えてソイミートで肉っぽさを出しています。
生姜とニラの香りが強めに効いています。
ふんわりとした餡で野菜のザクザクした食感も残っています。
ヴィーガン餃子でありながら町中華っぽい味に仕上げるのはなかなか大変だったのではないかと思います。
餃子のタレは香酢とラー油のブレンドでしょうか。
濃いめの風味のタレで、結構主張が強いですね。
餃子自体はシンプルな味付けなので、ご飯のおかずとして食べるにはタレで味を調整するのが良いのかもしれません。
たっぷりタレを付けておいて餃子でワンバンさせると、ご飯も美味しくなりますよね。
外国人観光客の中にはヴィーガンやベジタリアンの方も多いと思うので、彼らにも昔ながらの日本の居酒屋や町中華の餃子の味を疑似体験してもらえると、餃子の可能性も更に広がるような期待が持てるお店でした。
