東京餃子通信編集長の塚田です。
神田「味坊」を始めとする中国東北地方を楽しめる飲食店を都内に展開する味坊集団の新店舗が4月に東横線学芸大学駅近くにできたということで訪問してきました。
新店舗「好香味坊」のテーマは小吃店。
小吃店というのは、麺、肉まん、揚げ物、ごはん物など、さっと食べられる食品を扱うお店で昼はランチに夜はテイクアウトや軽く呑んでいったりと様々な使い方がされる、屋台と店舗の中間のようなイメージのお店。
中国の大衆食文化を支えるような存在でもあります。
好香味坊は、東横線のガード下が再開発された学大市場の中にしゅってんしているとのことだったのですが、訪問した際(2022年4月末)にはまだ店舗案内図には掲載されてませんでした。
4番の神のからあげの場所に好香味坊は出店しています。
テイクアウトが主力のお店ということで小ぢんまりとしたお店です。
キッチンはオープンカウンターになっていて、空いたスペースに小さなテーブルが数個。
一応4人がけのテーブルもありました。
メニューは、東北料理というよりも広東料理系が多め。
ただし水餃子は、豚肉と発酵白菜の水餃子とラム肉とパクチーの水餃子の味坊で人気の2種類がしっかりと用意されていました。
ランチでの訪問だったので、ピータン粥と春菊蒸し餃子、豚肉と発酵白菜の水餃子の3種を注文。
お酒は控えました。
メニュー表に載っていない手書きのおつまみメニューも有りました。
軽く飲むときには嬉しいラインナップです。
まずはピータン粥が先着。
ピータンと生姜、揚げたワンタンの皮が入ったシンプルな中華粥です。
中華粥のトッピングではピータンが一番好きなので嬉しい。
続いて春菊餃子の登場です。
昨年、味坊集団の新店「宝味八萬」でも、春菊餃子は食べましたが宝味八萬の春菊餃子とは見た目も餡のレシピも全く別物です。
好香味坊の春菊餃子は巾着袋の様な形状に包まれてます。
皮は澄麺皮(ドンミンピー)の縁を緑色に着色しています。
おしゃれな点心ですね。
プルプルっとした皮の中には春菊に加えて干しエビや干し貝柱が和えられています。
とっても良い香りが口の中に広がります。
春菊の餃子ってホント美味しいなぁ。
続いて味坊では定番の豚肉と発酵白菜の水餃子。
私は発酵白菜が大好きで、以前、味坊のオーナー梁さんに発酵白菜の作り方を習いにいったほど。
モチモチの皮の中に旨みたっぷりの豚肉と発酵白菜がギュッと詰まっています。
香酢を付けて食べるのが中国流の餃子の食べ方です。
白菜のザクザクっとした食感と酸味、旨味のバランスが丁度よいんですよね。
こういう餃子を自分でも作れるようになりたいです。
好香味坊は、そのコンセプト通り本格的中国の料理が楽しめる上に、ランチでもちょい飲みでもテイクアウトでも、シーンに合わせて使い分けができる便利そうなお店でした。
職場や自宅の近くにこういうお店があると良いですよね。
味坊集団が東横線沿線まで出店して来たので、多摩川を超えて川崎や横浜に来てくれることを楽しみにしてます。