東京餃子通信編集長の塚田です。
先日、よく餃子を食べに通っている中華屋さんの店長さんが「今度、うちの店BRUTUSに載るんですよ」と嬉しそうに教えてくれたので、どんな特集なのか発売を楽しみにしていたのですが、今号の特集はなんと「町の中華」。
最近、餃子専門店ではなく町にある普通の中華店から美味しい餃子を見つけることに喜びを感じ始めていたので、今回の特集は私にはドンピシャ企画。
早速購入しました。
この特集がとにかく素晴らしい。
スヰートポーヅや萬里、宝家等の餃界の有名店も紹介はされていますが、チャーハンやシューマイ、天津飯、レバニラ等々を得意とする老舗の町中華店がたくさん紹介されています。
しかもフードライター任せではなく、各分野で活躍されている方が主観でオススメのお店とメニューを紹介しているのが読んでいて楽しいです。
食べログとかネットの情報だとメニューからの切り口で数ある町の中華店の中から魅力的な店を見つけるのは本当に困難なので、こういう特集は素晴らしいですね。
私の経験則ですが、ラーメン専門店から餃子の美味しい店を見つけるのは非常に困難なのですが、町中華で餃子以外で光るメニューがあるお店は餃子の実力も高い確率は高いです。
もちろん餃子に特化したページもあります。
数店舗紹介されていますが、セレクションが渋い。
別メニューをメインに紹介されていた新宿の「上海小吃」の餃子も美味しそう。
まだ食べたことがないので、宿題店としてリストの上位に載せておきました。
町中華熱が一気に上がってきたので、関連する書籍を探してみると幾つか発見。
とりあえず2冊購入して読んでみました。
まずは『愛しの街場中華』。
著者は鈴木隆祐さんという、ビジネス本や教育関連本を多数出されている方です。
鈴木さんの何十年にもわたる街場中華を食べ歩いて蓄積した情報がものすごく凝縮されて一冊の本になっています。
街場中華に関する異常なまでの探究心が伝わってきます。
この本書くの大変だっただろうなぁ。
いままで読んだ食べ歩き本の中で一番良かったです。
もう一冊、週一回、町中華を食べにいくという活動をしている「町中華探検隊」のメンバーによる『町中華とはなんだ』も面白い。
町中華探検隊は雑誌「散歩の達人」の連載企画のようなのですが、主要メンバーがその裏話的な感じで取材時の様子などを書いています。
散歩の達人やWebサイトを通じて探検隊の普段の活動やメンバーの関係をわかっていないと読みにくいところはありますが、町中華に関するいろんな視点が提供されていて面白かったです。
北尾トロさんは、BRUTASにもオススメ店を紹介していました。
3冊読んだら、宿題店が大量に増えてしまいました。
今後、東京餃子通信視点でこれらのお店をレポートしていきますので、お楽しみに!
東京餃子通信では、皆さんからの餃子情報をお待ちしております!