東京餃子通信編集長の塚田です。
5月の某日、仕事の予定がつまりすぎて昼ご飯を食べ損ねた15時過ぎの有楽町駅。次の予定まで少し時間が空いたので、食事ができる場所を探すことに。
オフィス街では通しで営業を行っている店が少ないため、15時過ぎという時間はかなり不利な状況。しかも次の予定までの時間も詰まっているため寄り道をする時間はほとんどありません。
餃子は諦めて牛丼で済まそうかと思い改札を出ると目の前に「中華料理 中園亭」の看板を発見。看板の電気もついていますし暖簾も出ています。
これまでなんどもこの改札口を利用していますが、いままで全く認識をしていなかったこの看板。よくよく見れば名店の雰囲気もあります。
改札からまっすぐ吸い込まれるように中園亭に入りました。
店内は2階建てで所狭しとメニューの写真が並んでいます。
外見からはただの町中華と思いきや、メニューの種類が豊富に驚かされました。
麺類だけで40種類以上のラインナップです。
メニューの真ん中には京劇のお面が描かれているのも雰囲気があって良いですね。
京劇のお面というと揚子江飯店の看板を思い出します。
餃子類は餃子と水餃子。
日本語での説明はギョウーザとスイギョーザ!
水餃子も気になったのですが、900円という価格からして一人で食べるには重そう。
麺類メニューの檸檬湯麺(レモンソバ)なるものに心を惹かれていたので水餃子は断念し、餃子と檸檬湯麺を注文することにしました。
注文を入れて5分強で檸檬湯麺と餃子3個が運ばれてきました。同時に出てくるのは嬉しいですね。
檸檬湯麺は920円。ネギソバの酸味と辛味のあるスープにネギ、ひき肉そしてレモンが入っています。
レモンの爽やかな風味と酸味によってとても上品な仕上がりになった湯麺です。
個人的にかなり気に入りました。
餃子は3個330円。やや強気の価格設定ではあります。
焼き目は完璧でカリッと焼かれてメイラード反応の最も感じられる色合いに仕上がっています。
大きさは8cmの皮を使ったごくごく一般的なサイズ。
やや厚めの皮を使いヒダは深めに刻んでいます。
最後にしっかり口を圧着している点などからも丁寧な仕事っぷりが感じられて好印象です。
モチっとカリッとした皮の中に隠れた餡は豚肉、キャベツを中心としたシンプルな具材。
キャベツも豚肉も粗めに引いてあり食感が残っているところは私好みです。
ニンニクががっつり効いているので、この後の打ち合わせに影響ないかが少し気になりましたが、ブレスケアを常備しているので大丈夫でしょう。
ジューシーで下味もしっかりついているのでタレなしでも美味しかったのですが、卓上に豆板醤があったのでお酢と豆板醤で少し辛味を足してみました。
ピリッとした辛さがアクセントになりこれも大成功。
檸檬湯麺のサイドメニューとして餃子を食べましたが、十分に主菜を張れる実力の餃子でした。
中園亭は11時から深夜23時半まで、有楽町の駅前で通し営業を行っているので、ランチタイムを外しても、深夜残業を行ってもどんなタイミングでもサラリーマンを美味しい餃子で暖かく迎えてくれる有難いお店です。
今回断念した水餃子もものすごく気になるので、次回は複数名で計画的に訪れたいと思います。
中園亭 (中華料理 / 有楽町駅、日比谷駅、銀座駅)
昼総合点★★★★★ 5.0
- ジャンル:中華料理
- 住所: 千代田区有楽町2-8-4
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- (写真提供:鉄の旅)