東京餃子通信編集長の塚田です。
先週末、ジョギングがてら横浜の沖縄・南米タウンこと鶴見「仲通商店街」に行ってきました。
京急鶴見駅からは徒歩だと20分ぐらいかかると思われます。
この周辺には戦前から沖縄出身者が集まり、さらにはその後沖縄から南米に移住した方の2世、3世の方なども多く住むようになり、リトル沖縄とかリトルサンパウロなどと呼ばれたりもしています。
ちょうどこの日は鶴見ウチナー祭というお祭りが近くの入船公園で開催中。
沖縄料理店は軒並み休業しておりました。
せっかくなので鶴見ウチナー祭の会場まで足を運んでみると、そこは人、人、人。
ものすごい人だかり。
ちょうど、この後BEGINのライブが控えていたためステージ前は身動きが取れないほど。
屋台では様々な沖縄料理や泡盛が販売されており、とても魅力的ではあったのですが屋台の前には長い行列。
残念ではあったのですがウチナー祭は雰囲気だけ楽しんで、入船公園を後にしました。
もう一度仲通商店街に戻り、営業のお店を探しているとブラジル食料品店を発見。
店名は「ユリ・ショップ」。
店頭ではグリルされた各種肉料理がお惣菜として販売されています。
肉が並んでいるところがなんとなくブラジルっぽいですよね。
店内には調味料やら缶詰やら、食材が所狭しと並んでいます。
普段見たことがない調味料があって面白いです。
ブラジル料理の冷凍食品も充実しています。
日本語で「おいしーよ」と書かれていますね。
バナナの春巻きも売ってました。
これも美味しそう。
粉類も面白い。
Kibeというブラジルのコロッケのような揚げ物の専用の粉も販売されてました。
小麦のようなのですが、超粗挽きになっています。
Kibeはもともとはレバノンやシリアなどの中東の料理のようです。
店の奥の方にはレストランも併設されていますした。
せっかくなのでブラジルの揚げ餃子風料理のPASTEL(パステル)を食べていこうと思います。
ユリ・ショップでは挽肉やチーズ、サラミ、ソーセージなどなどを使った10種類のPASTELが販売されていました。
この中からチキンとクリームチーズを使ったFRANGO C/ CATUPIRYというPASTELを注文。
先ほど専用粉が販売されていたKIBEもあったので、一緒に注文しました。
どんな味と食感なのか楽しみです。
レストランスペースに入ると、お母さんがバーベキューの串打ちをしていました。
テレビでもポルトガル語(おそらく)のドラマが流れていて、日本にいる感じが全くしません。
テーブルクロスはもちろんブラジル国旗。
ブラジル国旗って、なんかカッコイイですよね。
席についてPASTELが完成するまでの間にメニューチェック。
PASTELやKIBEといった軽食的なもの以外にも色々と取り揃えられています。
ハンバーガーやサンドイッチ。
お肉のプレート料理。
そしてピザなど、かなり充実したメニューです。
10分ほど待ったところでようやくPASTELとKIBEが運ばれてきました。
結構揚げるのに意外と時間がかかるようです。
それもそのはず。
PASTELが想像以上の大きさ。
A5サイズのノートぐらいはあるでしょうか。
小麦に肉が包まれて揚げられていますが、これを揚げ餃子っぽい料理と呼ぶのは若干躊躇する大きさですね。
津ぎょうざと比較しても数倍の大きさ。
皮の中にはチキンとクリームチーズが詰まっています。
皮はサクッと軽めなのですが、餡が多いので一つでもかなり食べ応えがあります。
チーズの特性ってよくわかっていないのですが、クリームチーズってなっしてもドロドロに溶けることはないのですね。
さっぱりしたチキンと濃厚なチーズのバランスがとても良い感じです。
他の具材のPASTELも食べたくなりましたが、このサイズなので今回は我慢します。
続いてKIBE。
こちらは細長いラグビーボールな形をしています。
ぱっと見はコロッケみたいですね。
油で香ばしく揚がった粗挽き小麦粉の食感がバリバリっとしていてとても面白い。
中には牛挽肉とつなぎになっているはなんだろう。
一般的なKIBEのレシピでは玉ねぎとか使うみたいですね。
これはかなり美味しい。
サイズ感も片手で持つのにちょうど良い。
手軽なファーストフードとして、子供にも喜ばれそうな味です。
PASTELはKIBEももっと日本で特に子供を中心にもっと人気が出そうな気がします。
ブラジル料理はシュラスコのイメージが強いですが、ファーストフード的な料理も面白いですね。
仲通商店街にはブラジル料理だけでなく、ペルー中華(チーファ)が食べられるお店もあるようなので、もう少し開拓をしてみたいと思います。
乞うご期待!