東京餃子通信編集長の塚田です。
毎日餃子を食べ続けるという修餃を続けている千餃子のいけやまさんと中野の「手延べ餃子BAR Wing Village」の加藤さんが高知県とのコラボ餃子を発表しました。
高知県の特産品のゆずを贅沢につかった2種類のゆず餃子は、どちらも美味しそう。
sengyoza.net
数量限定でお店でも販売するとのことだったので、早速中野のWing Villageにやってきました。
「Wing Village」は、これまでも東京餃子通信に何度か登場している餃子専門店で、手延べの皮が特に美味しいお店です。
店主の加藤さんは精力的に新作餃子を開発していて、来るたびに新しい餃子に出会えるのも魅力の一つです。
お店の前には2周年記念イベントの告知看板。
11月25日に2周年を迎えたそうです。
(訪問日は11月20日でした)
カウンター席に座り、一番絞りプレミアムで開店2周年を祝い乾杯。
Wing Villageは、餃子だけでなくちょっとしたおつまみも美味しいのが人気のポイントでもあります。
この日のお通しも砂肝、クラゲ、ザーサイと3種類。
そして麻辣ピーナッツ。
唐辛子と花椒が効いた、お酒がグイグイ進むピーナッツです。
ビールを飲みながら待つこと10分弱。
まずは水餃子が登場。
「Wing Village」の手作り皮の美味しさを楽しむのには、水餃子がベスト。
私は、ほぼ毎回この水餃子は注文します。
辣油入りの餃子タレをさっとかけていただきます。
モチモチっとした弾力と小麦の甘みを感じる上質な皮。
そして中からは豚肉をたっぷりつかったジューシーな餡。
シンプルですが、とても美味しい餃子です。
続いて今回初めて食べるコンポタ餃子。
その名の通りトウモロコシと生クリームで作ったコーンポタージュを皮で閉じ込めた餃子です。
底面より広い横面をカリッと揚げ焼きにしてバターが添えられています。
見た目も美しい餃子ですね。
中には熱々のコンポタ餡。
うかつにかぶり付くと火傷の危険があるほど熱々です。
確かにこれはコーンポタージュの味ですが、餃子の皮との相性が素晴らしく、一つの料理として完成されています。
加藤さんから「焦がしバター醤油をつけると味が変わりますよ」と提案されたので試してみます。
先ほどまでコーンポタージュだった餡が、焼きトウモロコシ味に変化。
これは面白いですね。
そして、この日のお目当ての高知県とのコラボのゆず餃子。
馬路村産のゆずの果汁を贅沢につかった餃子です。
手前が「鶏肉ゆず餃子」、奥が「ゆずクリームチーズ餃子」。
はたしてどんな味なのでしょうか。
まずは「鶏肉ゆず餃子」から。
鳥もも肉と一緒に柚子果汁をたっぷりつかった柚子出汁が包み込まれています。
一口で頬張ると、口のなかで小籠包のようにジュワッ肉汁が出たと思いきや、ゆずの爽やかな香り。
肉汁のような果汁のような、爽やかなジュースが口いっぱいに広がります。
これは新しい。
さっぱりしているので、何個も食べたくなる餃子です。
続いて「ゆずクリームチーズ餃子」。
こちらはクリームチーズ200gに対して、柚子果汁を3個分使うという贅沢な餃子。
上に乗っているのは馬路村の柚子ジャムです。
クリームチーズの塩気とゆずの爽やかな酸味、そしてジャムをつかうことでほのかな甘みがバランス良いです。
甘みがあるのでデザートっぽい感じもしますね。
これまでに食べたことのない餃子です。
これはハマりそうですが、ゆずの必要量が非常に多いので、家庭で再現するのも難しそうですね。
ラストはスイーツ餃子。
餃子の皮でアンコを包みきな粉と黒蜜をかけて食べます。
山梨名物の信玄餅に近い味です。
加藤さんによると、もともとアンコをいれずに出していたらしくもっと信玄餅に近い味だったらしいです。
その後、改良を重ね今の形になったそうです。
裏メニューらしいので、気になる方は加藤さんに尋ねてみてください。
高知県とのコラボのゆず餃子は数量限定での販売なので、この記事が出た頃にはすでに売り切れになっている可能性はありますが、千餃子の記事にはレシピも載っていますので間に合わなかったら自作をしてみてください。
また、ゆず餃子に限らず、Wing Villageでは新しいオリジナル餃子がどんどん発表されるので、公式Facebookページをこまめにチェックして気になる餃子が出てきたら訪問してみてくださいね。
手延べ餃子バー ウイング ビレッジ (バー / 中野駅、新中野駅、東高円寺駅)
夜総合点★★★★★ 5.0