東京餃子通信編集長の塚田です。
銀座で美味い餃子が食べられるというタレコミ情報を元にランチタイムの電通通りを散策。
北京料理「東興樓」の赤い看板が見えてきました。
「東興樓」は創業70年近い歴史をもつ超老舗中国料理店です。
店の外には本格的な北京料理の数々がオススメの一品として紹介されています。
銀座の老舗北京料理店ということで身構えていましたが、定食メニューはかなりリーズナブルな価格設定。
焼き餃子も単品では840円と銀座価格ですが、定食だと930円と納得価格に。
お店に入ると一階の奥の席に案内されます。
2階には宴会ができる部屋があるそうです。
14時前というちょっと遅めの時間だったからなのか、客は私のみ。
若干の緊張感が走ります。
餃子定食を注文し待つこと15分ほど。
ようやく餃子が運ばれてきました。
注文してから餃子の皮を伸ばすため、焼き上がりまでかなりの時間を要します。
餃子セットは餃子5個とスープ、ザーサイそしてライスとかなりシンプルな構成。
中華たまごスープは優しい味わい。
定食のスープが美味しいと得した気分になりますよね。
餃子はその大きさに驚かされます。
この大きさであれば840円も納得価格。
同じ銀座にある天龍やお隣の八重洲の泰興楼のようなジャンボサイズの餃子です。
長さを測ってみると約12cm。
12cmの皮で餡をたっぷりに包んでいるので、箸で持ち上げるだけでも大変です。
自家製でよく伸びるモチモチ皮を使ってたっぷりの餡を丁寧に包み込んでいます。
ヒダも細かく均等に並んでいます。
餃子を注文をした時に女将さんがお店の職人さんの腕を絶賛していましたが、その言葉通り、ただ者ではないですね。
手作りの皮はかなり厚めなのですが焼き目はサクッとした軽めの食感。
そしてヒダ側はモチモチっとした弾力の強い食感。
この二つの食感のコントラストがとても良いです。
餡は豚肉比率が高く肉の存在感を強く感じます。
野菜はキャベツとニラが中心、ニンニクは控えめです。
さらに餡には野菜からに汁だけでなくスープも練りこまれているようで噛んだ瞬間にジュワッと口の中に肉汁が広がります。
肉汁にしつこさがないのも良いですね。
天龍よりは泰興楼に近いかもしれません。
名前も似ているので、もしかすると何か関係があるのかもしれないですね。
餡の味付けがしっかりしているのでそのままでも美味しかったのですが、酢醤油をつけると更に美味しくなりました。
皮が大きくて厚いので皮の表面にも味をつけたほうが良いのかもしれません。
たっぷり酢醤油をつけたら一旦ライスでワンバウンド。
余計な酢醤油を落とすとともにご飯にも軽く味付けをします。
この餃子は食べ応えもあり、味付けもご飯との相性抜群です。
ご飯一杯と餃子5個で十分お腹いっぱいになりました。
銀座のこの地で長らく営業を続けているだけあって、さすがの実力でした。
またまたタレコミ情報で良いお店を知ることができました。
ランチメニューに中華風カレーという気になるメニューを見つけたので、今度はカレー&餃子にチャレンジしてみたいと思います。
一人では食べきれないかもなぁ。
北京料理 東興樓 (北京料理 / 銀座駅、内幸町駅、新橋駅)
昼総合点★★★★★ 5.0