東京餃子通信編集長の塚田です。
「萬来軒」で「麻婆餃子」とビールで一杯飲った後、もう一軒ハシゴをしようと中野駅方面へ。
中野に来るとついつい「やまよし」や「ウィングビレッジ」に行ってしまうのですが、2020年はコロナ禍を理由に新規開拓のペースも鈍っていたので、今回は強い信念をもって新規開拓へ。
中野駅の南口のレンガ坂商店街の一角にある「青二才はなれ」に向かいました。
こちら「青二才はなれ」は、阿佐ヶ谷にある紹介制の創作居酒屋「青二才」の支店の「中野青二才」のはなれという位置づけ。
「日本酒と餃子の店」というコンセプトで2020年9月にオープン。
ずっと気になっていたのですが、ようやく訪問することができました。
店内は古民家をリノベーションした店内。
1階は落ち着いた雰囲気のカウンター。
2階にはテーブル席もありました。
1階から上を見上げると吹き抜けになっていて、壁にはずらりと日本酒の瓶が並んでいました。
「青二才はなれ」ではつまみのメニューに合わせて日本酒キュレーターがペアリング
した日本酒が楽しめます。
ひとくち餃子にには8番の日本酒が合うそうです。
8番は三重の酒屋八兵衛。
ひとくち餃子は7種のタレをつけて味の変化が楽しめます。
タレは
- うま塩柚子
- 練り七味
- 食べるオリーブオイル
- 辛ニンニクみそ
- 刻みパクチーソース
- 生姜の佃煮
- 干椎茸風味のあわせ酢と生胡椒塩漬け
の7種類。
生姜の佃煮は日替わりダレなので毎日変わるらしいく、他の6種類がレギュラーダレ。
餃子につけなくてもそれぞれつまみとしても楽しめそうです。
ひとくちサイズの餃子は包み方が可愛らしいですね。
こんな感じで手裏剣のような包み方。
皮は薄めでパリッと焼かれています。
タレは7種類なのでまずはそのまま何もつけずにいただきました。
サイズは小さめなのですが、餡の下味がしっかりしていて特に塩気が強いです。
酒のアテのために作られた餃子って感じですね。
タレとの組み合わせで風味の変化を出すために香味野菜は控えめに作られてました。
タレを色々と試してみました。
食べるオリーブオイルは、食べラーに比べるとあっさり。
ニンニクの風味を足したいときに良いですね。
続いて刻みパクチーソース。
パクチーの香りがガツンと来るのかと思いきや意外とマイルド。
餃子のタレとしても良いですが、このままつまみになる感じ。
こちらは干椎茸風味のあわせ酢と生胡椒塩漬け。
胡椒が目の様に見えなくもない。
酢胡椒の高級感ある感じ。
これは餃子に滅茶苦茶合います。
練り七味も良かったです。
七味や一味はラー油よりも餃子に合うんじゃないかと思うことがあります。
こちらは私のイチオシ、生姜の佃煮。
餃子にも合うし、単体で食べても美味しい。
この生姜の佃煮を瓶詰で買いたいです。
続いて辛ニンニクみそ。
辛味を出すのに安易にラー油に行かないのが良いですね。
ラー油にすると日本酒の香りがわかり難くなりそうですよね。
これも美味しかったですが、つける量を調整しないと味が濃くなりすぎるかも。
さっぱりとしているのが、うま塩柚子。
このタレが餃子の餡の味付けを引き立てるのには一番かも。
香りもさわやかで日本酒との相性も良かったです。
それぞれタレも餃子と日本酒との相性を考えてかなり工夫されてました。
こういうチャレンジはどんどん頑張って欲しいですね。
日替わりのタレが入ってきたり、定番のタレの入れ替えもある様子なので今後の進化も期待できます。
好みのタレを見つけたり、他の日本酒とのペアリングをするのも楽しそうですね。