大阪餃子通信の現地特派員のミスターOGZです。
令和最初の5月上巻は大阪の居酒屋風の餃子店を何件か紹介します。
- 1.「亀王→裏きおう→裏キオウ」と店名を変えてきた末の餃子の実力は【大阪 谷九】
- 2.関西で流行中の餃子居酒屋「フクリキ」の餃子【大阪 大正】
- 3.「星萬」から移転改名した「餃子 星」の期間限定の激安餃子【兵庫 三宮】
- 4.北海道の雰囲気と味が楽しめる「なまらぴりか」【大阪 十三】
- 5.“皮屋の職人が作った” らしいスーパーの餃子【「神戸点心餃子」(キムラ/北海)】
- 6.どこまでもリアルな餃子を追求した「餃子ぬれせんべい」【KALDI】
1.「亀王→裏きおう→裏キオウ」と店名を変えてきた末の餃子の実力は【大阪 谷九】
「九州ラーメン 亀王」→「炊き餃子と麺 裏きおう」→「餃子屋 裏キオウ」と改名してきたお店。
今年2月から「裏キオウ」になって餃子に一層注力されることになった様ですが、その実力を探ってみます。
来店時、ハッピーアワー(17:00〜18:30)価格のタイミングだったので「生ビール」(480円→240円)、「焼餃子」(280円→140円)を半額で飲み食いします。
こちらのお店の名物は「肉汁餃子」(480円)や個性的な創作餃子みたいです。
ところで、餃子が焼き上がるまで店内を見渡すと、カウンターから見える場所に食材の注文リストが書かれてあり、そこに「餃子の餡」と…
見なきゃ良かった(苦笑)食べる前に分かったのは餃子の餡は恐らく自家製ではなさそうです。
暫くして餃子が焼き上がりました。かなり焦げてますね。
一口食べると、餃子の餡が硬いです。
蒲鉾の様な練り物の食感。
残念ながら野菜の鮮度も感じられませんでした。
ハッピーアワー価格とはいえ、残念な印象です。
店名を変え、餃子に注力されたのであれば、餃子にはもっとこだわって欲しかったです。
期待を込めて厳しい評価ですが、是非頑張ってほしいところです。
2.関西で流行中の餃子居酒屋「フクリキ」の餃子【大阪 大正】
餃子居酒屋「フクリキ」へ初訪問です。
現在、香里園、上新庄、西本町、そして大正と4店舗展開されています。
店構えも店内も広々して清潔な雰囲気です。
「檸檬サワー」(280円)、「焼餃子」(280円)を注文しました。
この他、肉汁餃子、土鍋汁餃子とやらもあります。
それらは480円と少々高めの設定。
餃子が出てくるまで、突き出し(216円)が出されました…
餃子を食べに行って餃子の値段位の突き出しは正直パスしたいところ。
さて、こちらの焼餃子ですが小ぶりサイズで餃子の横面がカリッと焼き上げられています。
餡に関してはニンニク不使用なので希望者は申し出ればニンニクを出して貰えます。
とてもさっぱりした薄い味付けなので女性の方でも一口餃子の感覚で三人前くらいは軽く食べられると思います。
ただ居酒屋風の業態ゆえターゲットは男性客だと思うので、もう少しパンチが効いてたり尖がった感じで餃子に個性があってもいいかなと思いました。
最近、関西で流行りの居酒屋風餃子店、まだまだオープンしそうな気配です。
3.「星萬」から移転改名した「餃子 星」の期間限定の激安餃子【兵庫 三宮】
3月にオープンした「餃子 星」に訪問します。
元々もう少し北側にあった「星萬」さんが移転改名されたお店です。
元大阪特派員の本家さんも「星萬」はレポート済みでした。
「星萬」の頃は独特の美しさが特徴の羽根付き餃子が名物でしたが、「餃子 星」になってどんな進化を遂げているのか楽しみです。
お店に入りメニューを見て即断即決したものは…
「期間限定餃子」(190円)です。
オープン記念の数量限定・時間限定とはいえ、とにかく安いっ!
餃子は注文を受けてから包み、焼き上げるみたいで期待大です。
10分程で餃子が焼き上がりました。
これは美しい羽根付き餃子です!
「星萬」の頃の羽根付き餃子とは、少し雰囲気も異なりますね。
この餃子の餡は日替り種らしく、今日の餡にはコーンが入っているとのこと。
早速一口いただきます…
サクサクの皮、弾力性のある餡、コーンの歯応えも良い感じです。
そして、注目したいのが、タレ皿です。
二種のタレを分けて入れられる様な仕様になっています。
特注品で一皿700円位するみたいです。
二種のタレを楽しみながら美味しく頂きました。
4.北海道の雰囲気と味が楽しめる「なまらぴりか」【大阪 十三】
以前、塚田編集長も訪問された大阪十三(“じゅうそう”と読みます)の路地裏にある居酒屋「なまらぴりか」へ私も訪問してみました。
店前には“餃子”と書かれた提灯が吊るされています。
店内に入るとアットホームな雰囲気で和みますねぇ。
取り敢えず、「ゆず酎ハイ」と大葉たっぷりの「ぴりか餃子」(350円)を注文しました。
メニューには北海道の地酒、ジンギスカン、ザンギ、じゃがバター、サーモン造り 等、北海道のお酒やお料理が沢山あります。
ご主人が北海道出身なんでしょうか。
お店の方に店名の由来を尋ねると、“なまら”は北海道弁で“めっちゃ”で、“ぴりか”はアイヌ語で“美しい”という意味らしいです。
これは尋ねてみないと分からないですね。
10分程で餃子が焼き上がりました。
大葉の緑が皮から透けて実に食欲をそそりますね。
早速一口いただきます。
まず一口目で大葉の爽やかな香りが口の中に広がります。
餡の味は手作り感のある素朴な味わいです。
ニンニクは入っていないのかな…
大葉の風味が豊かなため、あまりガツンとした匂いはありません。
今度はゆっくり訪問し、他の北海道の美味しいお料理もぜひ頂きたいと思います。
5.“皮屋の職人が作った” らしいスーパーの餃子【「神戸点心餃子」(キムラ/北海)】
休日の自宅でのひとり飯の食材を買い出しに近所のスーパーに来ました。
毎回どうしてもチェックしてしまうのが、チルド餃子の棚です。
定番のモノ以外で、何かユニークな商品を探します。
今日、見つけたのがコチラ「神戸点心餃子」です。
パッケージに書かれている
皮屋の職人が作った至極のパリパリ皮
というキャッチフレーズについ惹かれて買ってしまいました。
この商品、販売元は「株式会社北海」さん、スーパー等のOEM商品を扱っている企業ですね。
そして、製造元が「株式会社キムラ」さん、餃子や焼売の皮で業界では有名な企業さんの様です。
その日、自宅での夕食で早速焼いて食べてみました。
調理の際は油も水も必要なタイプなので慎重に焼き上げましたが、若干焦げ過ぎてしまいました。
では早速実食です。
う〜ん。
皮の食感を最大の特長にされているのですが、正直驚きはなかったです。
皮の厚みは標準的だし、餡の味も至って普通です。
あと「神戸」と謳うのであれば、味噌ダレを付属にしても良かったのではないでしょうか。
「北海」さん、「キムラ」さん、偉そうなことを言ってスミマセン。
6.どこまでもリアルな餃子を追求した「餃子ぬれせんべい」【KALDI】
ヤマサから発売中の「やみつき麺だれ 餃子味」が気になり近所のスーパーを探すが一向に見つからない…
そしてダメ元で「KALDI(カルディ)」にも行ってみたけど見つからず。
しかし!
かなりユニークな餃子関連のオリジナル商品を見つけたので即購入。
それがコレ…
「餃子ぬれせんべい」です。
ダンボールに山積みになっていました。
8枚入りで238円。
餃子味のスナック菓子は最近増えていますっが、「KALDI」からも発売されていたんですね。
新作なのか!?
と思ったら塚田編集長が2年前にレポートしてました。
KALDIは、これまでも「レモン入り餃子」「米粉の柚子こしょう餃子」など変り種の餃子も販売されていたので餃子には力を入れていると思います。
さて、この「餃子ぬれせんべい」のPOPには
口に入れるとやってくる肉汁、しょう油、にら、キャベツの餃子感!
とコピーが書かれていますが、実際はどうでしょうか?
早速頂いてみます。
ぬれせんべいの様なふにゃふにゃ食感はそれほど強くは感じませんでした。
それより味がとにかく濃いです。
ビールなどを飲まないとおやつ感覚では食べ難いスナック菓子かもしれません。
かなりこだわっている様で期待したのですが、私的には正直イマイチでした。
餃子味のスナック菓子は本当に味のバランスが難しいですよね。
p.s. 京阪神の宿題店は現在以下の通り…
新店オープンのラッシュに、訪問するスピードが追い付かない(苦笑)
【大阪・兵庫】10件
- 餃子の山崎(東梅田)
- 天包(北浜)
- 大衆餃子酒場 今ちゃん(難波)
- チョーハンの餃子(心斎橋)
- 香港海鮮飲茶樓(心斎橋)
- 珍眠(我孫子)
- マルヘイ(堺)
- 溢彩流香(富田)
- 西安曹家 餃子坊(尼崎)
- 餃子ノ酒場 おおえす(新開地)
【京都・奈良】17件
- 縁楽(四条)
- GYOZA8(四条)
- 京GYOZA杏杏(河原町)
- 京都 夷川餃子 なかじま(丸太町)
- 包屋福吉(祇園)
- シャンパンとBistroGyoza KuRuMu(祇園)
- shioriyaバル(烏丸御池)
- 十二藍(北野白梅町)
- 餃子処 太八(円町)
- 餃子の虜や(桂)
- ラッキー餃子センター(丹波口)
- 餃子センター 肉汁屋(伏見)
- 黒豚ぎょうざ酒場 米吉(伏見)
- 餃子ノ酒場 いっちゃん(伏見)
- 餃子こがね(木津川)
- 餃子ととりからのトミー(奈良 大和郡山)
- 餃子の侘助(奈良 北葛城郡)