大阪餃子通信の現地特派員のミスターOGZです。今回のレポートはあの名店の味が復活!あの名店の味を継承!というテーマを中心にレポートしてみました。
- 伝説の“ やまちゃん餃子”が復活「親子食堂」【京都 東山】
- 神戸の餃子名店の暖簾分け「神戸元町二代目 ぼんてん」【兵庫 西宮】
- 今はなき兄の店と競った弟さんの店「ぼんてん 三宮センタープラザ店」
- 本場の中国の餃子が味わえる新店「餃子屋 壱番」【京都 醍醐】
伝説の“ やまちゃん餃子”が復活「親子食堂」【京都 東山】
昭和60年、伏見深草でやまちゃん(女将さん)が作る伝説の餃子として人気店だった「福吉」、2019年2月「包屋 福吉」として祇園で復活開店されました。
しかし、それから直ぐにテナントビルが解体(差押?)、閉店。
そして2019年4月に改めて移転開店されました。
ということで初訪問してみます。
“餃子の美味しい多国籍食堂”として息子さんと営まれています。
店内に入ると女将さんのやまちゃんこと山崎あやこさんが愛想愛嬌よく迎え入れて下さいます。
店内は場所柄なんでしょか、外国人観光客でテーブル席は埋まっています。
独りカウンターに座り、定番の「肉餃子」(600円)を茹でで、そして京都らしい「精進餃子」(700円)を注文しました。
メニューには他にボリューム感のある定食類もあります。
しばらくして「精進餃子」(写真右)と「肉餃子」(写真左)が運ばれてきました。
「精進餃子」は厚揚、白菜、生姜などで餡を作り、焼き上げています。
肉が入っていないのでアッサリしていますが、旨味のある野菜汁がとても豊かです。
そして「肉餃子」、見事な皮の包み方です。
モチモチの皮の食感が溜まりません。お勧めの茹で餃子にして正解でした。
因みに、創業の地で人気餃子店を営んでいる「福吉」(織田店長)さんとの関係はあまり多くを語られず、店名への拘りはなく譲りましたとのこと。
勿体ないことです。
www.tokyogyoza.net
「親子食堂」
京都府京都市東山区東大路松原上ル辰巳町99-8
075-754-8552
水祝休、11:00〜15:00 18:00〜24:00
神戸の餃子名店の暖簾分け「神戸元町二代目 ぼんてん」【兵庫 西宮】
元町餃子四天王(大学、赤萬、瓢たん、ぼんてん)の一つで「赤萬」「瓢たん」同様、「ぼんてん」も元町店と三宮店があり、ご兄弟でそれぞれのお店を営まれています(いました)。
こちら西宮にある店舗の屋号や軒先には“二代目 ぼんてん 昌の店”となっていますが、その理由は?
昨年8月に元町店の大将が急に亡くなられ店じまい、その後から暖簾分け(不明確)で昨年10月に開業されたそうです。
大将は印象的だっただけに、私もその事を知って驚きました。
但し「ぼんてん 三宮店」とは一切関係はないです。
レシピも全く違います。
昔、大阪心斎橋に「ぼんてん」という餃子屋がありましたが、あの店と同じ生い立ちか…
ちょっと暖簾問題がややこしいな。
メニューから「餃子」(290円)を注文。
定食を注文したのですが、私の前のお客さんで御飯がなくなりました(泣)。
餃子は2人前からの注文です。
切り盛りは未だ慣れない様子ですが丁寧に餃子を焼かれています。
独特の包み方で一口餃子に仕上がっています。
食感は皮の端がカリッとし、それ以外はフワッとして、実に上手く焼かれています。
ニンニクもほど良く効いて、ビールには最高の肴です。
味噌ダレを付けると、やはり白御飯が欲しくなりますね(悔)
今はなき兄の店と競った弟さんの店「ぼんてん 三宮センタープラザ店」
「ぼんてん 三宮店」は実は初訪問です。
今はなき「ぼんてん 元町店」はお兄さん、こちらは弟さんが営まれています。
先のレポートでも共有しましたが、そのお兄さんは他界され閉店となりました。
とはいえ、それぞれのお店は本店支店、或いは姉妹店というより、個々別々の餃子屋を追求されていました。
故に、西宮に開店された「神戸元町二代目 ぼんてん」とは全く関係はない様です。
メニューから「餃子」(300円)を注文。
「餃子」は2人前からになります。
見た目も確かに「ぼんてん 元町店」とは違いますね。
薄っすら羽根も付いてます。
一口食べてみると、パリッサクッ、食感が最高です。
餃子の餡は野菜の甘みが豊かです。
なかなかの実力店で思わず独りで唸りました。
本場の中国の餃子が味わえる新店「餃子屋 壱番」【京都 醍醐】
京都の郊外醍醐に昨年4月にオープンした中華料理屋「壱番」さん。
こちらのお店には公共機関を使うとかなり時間を要しました。京都も東西南北で広いです。
店内にはいりメニューから「焼き餃子」(400円)、「焼き焼売」(500円)を注文。
他に本格的な「棒棒餃子」(400円)も気になりました。
15分程で餃子、焼売と続けて出来あがりました。
餃子はかなり大振りです。
餡もたっぷり入っています。
欲を言えば、もう少し焼きを入れ、カリッとした食感にして欲しかったです。
焼売も焼いたモノは珍しく注文しましたが、個数や個性も物足りなかったです。
丁寧な接客をされる中国人夫婦?が営まれています。
地元の常連さんに可愛がられるお店になって欲しいと思いました。