東京餃子通信編集長の塚田です。
無人餃子販売店「雪松」のルーツを探りに水上温泉まで来た帰り道に街道を運転していると餃子の幟を見つけました。
幻のキャベツ419餃子と書かれています。
419というのはキャベツの品種で、とても柔らかくて甘いのですが痛みやすく栽培が難しいことからほとんど流通をしていない幻のキャベツなんだそうです。
M vegiという7月にできたばかりの野菜の直売所でこの幻のキャベツ419を使った餃子が売っているようです。
店内に入ると焼き餃子協会の小野寺さんの写真がデカデカと掲載されてました。
まるでフリー素材の様な扱いですね(笑)。
小野寺さんもオススメの419を使った餃子というのこちら三つのうまっがギュッとつまった「グンマ」という名の餃子。
製品名は「グンマ」ってことなのかな?
松乃井という老舗旅館がプロデュースした餃子の様です。
この直売所も松乃井の経営の様でした。
もう一種類「春夏味」という餃子も売ってました。
こちらは419の代わりに白菜を使っている様です。
白菜って冬の野菜のイメージが強いですが、群馬だと春夏味なんですね。
この餃子が近くで食べられないのか訪ねてみると、419の餃子はとなりのレストランで出しているとのこと。
M Forestというこちらも松乃井が経営するレストラン。
入り口の立て看板ではローストビーフ丼とタイカレーを推してるレストラン。
本当に餃子があるのでしょうか?
メニューをみるとギョーザ「うまっ」というのがありました。
先程見たPOPにも「うまっシリーズ」って書いてありましたね。
店内はカフェの様な雰囲気。
セルフサービスなのでレジでオーダーをして料理ができるのを待ちます。
セルフサービスの割には高めの価格設定ですよね。
お腹も空いていたのでタイカレーも注文しました。
なぜかタイカレーにはパンを勧められたのですがライスに変更してもらいました。
カレーも美味しかったですし、赤城地鶏のローストチキンも野菜も美味しかったです。
薪窯を使って焼いているそうです。
そしてお目当ての「グンマ」という名の餃子。
お皿ではなくテイクアウト用の器で渡されました。
店内で食べるんだからお皿にしてもらいたかったところではあります。
皮は中厚ですが弾力は弱め。
キャベツは細かくカットして水分も絞ってありました。
食感というよりはキャベツの甘さで勝負するタイプの餃子ですね。
豚肉とのバランスはちょうど良かったです。
味付けも主張はしすぎず、厳選した素材の味をできるだけそのまま感じられる餃子です。
味付けはあっさりめなのでタレはつけて食べるのをおすすめします。
直売所に行かなくても数量限定で通信販売も行っているようなので、気になった方はお取り寄せをしてみてください。
バランスの良い餃子では有りましたが、キャベツの葉が厚いのに柔らかいのが419の特徴とのことだったので、もう少し大きめにカットしたみずみずしさの感じられる状態で419が包まれている餃子も食べてみたいなと思いました。
419が手に入ったら自分で作って見ても良さそうですね。