東京餃子通信編集長の塚田です。
今年も残すところあとわずかとなりましたね。
餃界の年末恒例企画「餃子アドベントカレンダー」は毎日皆さんの餃子愛にあふれる投稿を楽しく拝見してました。
そしてトリを務めさせていただくということで、2020年の東京餃子通信を振り返ってみたいと思います。
今年で10年目を迎え多くの餃子を紹介してきた東京餃子通信ですが、まだまだ訪問できていない餃子の有名店は全国各地にあります。年初には今年訪れたい餃子店ということで全国の有名餃子店13店舗を上げさせていただきました。
年初のタイミングでは全国を飛び回る2020年にしようと思い楽しみにしていました。
しかし、年明け早々からコロナウィルスの問題が発生し、4月には緊急事態宣言が発令され、餃子の食べ歩きどころではない状況になりました。
全国各地の餃子店も通常の営業を行うことは難しく、テイクアウトや通信販売など苦肉の策でなんとかしのいでいました。
私も何か危機に直面した餃子店のサポートができないかと考え、皆さんからの情報提供の下、テイクアウトや通信販売で餃子を食べるレポートを続けていました。
中には岡山の「餃子酒場チャオズ」の店主さんの中学生の息子さんがクラウドファンディングを使い両親のお店の支援を仰ぐようなケースもありました。
すごい行動力ですよね。
次回岡山にいったら是非お店にも足を運びたいと思います。
そして緊急事態宣言が明けたすぐ後に衝撃のニュースが飛び込んできました。
大好きだった神戸の老舗餃子店「ひょうたん」が閉店したのです。
この前後に、神保町の スヰートポーヅや川崎の太陽軒など、昭和生まれの老舗の餃子店が次々と閉店を発表。
一餃一会じゃないですが、本当に気に入った餃子店は行けるときには何度でも行って、その餃子を食べないと後で後悔するということに気付かされました。
ここからは新規開拓のペースを少し落とし、馴染みの店に通う回数を増やすようになりました。
その後「ひょうたん」に関しては、創業者のお孫さんがお店を継ぐということで、2021年の早いタイミングで復活することが発表されました。
暗いニュースが多い中で、本当に嬉しいことです。
コロナ禍が落ち着いたら早々に新生「ひょうたん」に伺いたいと考えています。
緊急事態宣言の前後で年初に目標として掲げた餃子店13店のうち4店に訪問することはできました。
コロナ禍の下では何とか頑張った方ではないかと思っています。
岐阜の「岐州」では、寒空のなか2時間弱並び肉汁たっぷりの餃子を堪能してきました。
餃子を食べるのにここまで行列に並んだのは初めての経験です。
大阪餃子通信のミスターOGZさんのお陰で、今最予約が取れない餃子店の一つとしてあげられる「溢彩流香」にも訪問することができました。
浮粉を使ったぷるぷるの皮で作った焼き餃子など、他では食べられない餃子を堪能することができました。
もし予約が取れれば東京からでも足を運びたいお店でした。
大阪のひとくち餃子の専門店「もも」の餃子も食べることができました。
パリパリっとした軽い食感が特徴で、小さいサイズなのに餡は旨味が抜群の餃子でした。
秋にはGOTOトラベルキャンペーンを活用し、餃界のあこがれのリゾート地、福島の飯坂温泉を訪問してきました。
熱々の温泉と円盤餃子を堪能した旅でした。
そして年末は、またまたコロナの感染者数が増えてきて当初予定していた家族旅行も中止。地方の餃子を食べるチャンスを失ってしまいました。
そんな中でも新しい取り組みのニュースがあります。
12月23日(水)より、西武渋谷店の8階の「偏愛食堂」で、東京餃子通信コラボメニューが食べられる企画が始まりました。
池袋の四川料理専門店の「蜀一蜀二」とのコラボで、スパイスが効いた「台湾ジーパイ風 スパイシー揚げ餃子」を提供させていいただいています。
私の他にも各分野の食のマニア達とのコラボメニューが展開されています。他では絶対に食べられないメニューばかりですので、お近くの方は是非足を運んでみてください。
また、来年は「偏愛食堂」で餃子専門の企画をやろうという話も出ていますのでご期待ください。
皆さんとの毎年恒例の忘年会は残念ながら開催できず一年の最後が締まらない感じではありますが、なんだかんだで今年も一年充実した餃活を行うことができたと考えています。
年明けからコロナの状況に合わせた形で、餃子の楽しみ方を色々と提案していきたいと思いますので、2021年の東京餃子通信も引き続きよろしくお願いします。